八代市は、平成１７年１２月議会で「非核平和都市宣言に関する決議案」が可決されたことを受けて、非核三原則の遵守を願いつつ、核兵器の全面撤廃を訴え、世界の恒久平和を達成するため、合併１周年にあたる平成１８年８月１日に、「非核平和都市宣言」を行いました。
市では、この宣言をとおして、非核や平和の尊さについて訴えていきたいと思います。
併せて、毎年８月には、八代市立図書館や市役所1階ロビーにおいて、非核平和関連コーナーを設けます。八代市立図書館におけるコーナーに並ぶ図書は、市立図書館の蔵書の中から非核・平和に関連する図書を集めたもので、閲覧や貸し出しもできます。
また、原爆が投下された日時に黙とうを捧げたいと思いますので、市民の皆さんのご協力をお願いします。
・黙祷を捧げる日時
①８月６日 午前８時１５分 広島平和記念日
②８月９日 午前１１時２分 長崎原爆の日
非核平和都市宣言
核兵器を廃絶し、世界の恒久平和を実現することは、人類共通の願いである。
しかしながら、地球上には依然として核兵器が配備・蓄積され、人類の生存に深刻な脅威を与えている。
わが国は、世界唯一の核被爆国として、核兵器の恐ろしさ、被爆者の苦しみを身をもって全世界に発信し、再びあの広島・長崎の惨禍を絶対に繰り返させてはならない。
よって、八代市は、平和を希求する市民の総意のもとに、わが国の非核三原則が完全に実施されることを願いつつ、あらゆる国の、あらゆる核兵器の廃絶を全世界に強く訴え、もって世界の恒久平和の実現を目指し、ここに「非核平和都市」を宣言する。
平成１８年８月１日
八代市