5月〜7月頃にかけて、鮮やかな黄色の花をつけるオオキンケイギク。しかし、きれいな花だからといって、ご自宅のお庭や花壇に植えては、絶対にいけません!!
オオキンケイギクは、日本の生態系に重大な影響をおよぼす恐れがある植物として、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」による特定外来生物に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。
◆処理するときの注意
庭などに生えているのをみかけたら駆除しましょう。
処理する際には、根から引き抜き、その場で拡げないように2〜3日天日にさらすなど枯死させた後、ビニール袋などに密閉して燃えるごみとして処分して下さい。
※オオキンケイギクは生きたまま移動させる、保管するなどの行為が禁止されています。
◆花の特徴
[出典:九州地方環境事務所]
・花はコスモスに似た形状で、直径5〜7cm程の頭状花(茎の先端に1つの花をつけます)。
・花びら(舌状花)の色は黄橙色で、花の中央部(管状花)も同じ色をしています。
・花びらの先端には、不規則に4〜5つのぎざぎざがあります。
※オオキンケイギクには、花びらが八重のものや、花びらの付け根が褐色のものもありますが、花の中央部(管状花)の色、花びらの先のぎざぎざ、葉の形などの他の特徴は変わりません。
◆葉の特徴
[出典:九州地方環境事務所]
・葉は細長いへら状で、対生(茎の両側に葉があります)。
・葉の表面には白く荒い毛が生えており、葉の周囲はなめらか(鋸葉がありません)。
※花が似ている植物の多くは、葉が針のように細かったり、複雑な切れ込みをしていたりするため、見分けることができます。
○詳しくは下記のチラシをご覧下さい。
オオキンケイギク チラシ(九州地方環境事務所作成).pdf (PDF:597.2キロバイト)
○オオキンケイギクに似ている植物の写真等を見ることができます。こちらもぜひご覧ください。
九州地方環境事務所 外来生物対策のページ (オオキンケイギクについて)
○その他の「特定外来生物」や外来生物法について知りたい方は、こちらをご覧ください。
環境省 外来生物法のページ