熊本県「PM2.5(微小粒子状物質)に係る暫定的な対応方針」の改定が行われました
より精度の高い予測判断や県民へのきめ細やかな情報発信について改善を図るため、熊本県が、PM2.5の注意喚起の方法等の見直しを行いました。この対応方針は平成25年9月20日から運用されています。
●主な変更点について
(1)注意喚起の判断方法の変更
①早朝時の予測判断について、精度の向上が図られました。
②現在情報による判断を新たに採用し、日中においても注意喚起が行われます。
(2)注意喚起の地域区分の新設
これまで、注意喚起の地域は、県内一円とされていましたが、風向、風速など地域により濃度差があるため、県内を4つに区分(県北、県央、県南、天草地域)して注意喚起が行われます。
※八代市は県南地域に含まれます。
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地域区分図 (PDF:74.1キロバイト)
(3)注意喚起の解除の情報提供
これまでは、翌日午前0時をもって自動解除とされていましたが、地域内の大気環境が改善した場合は、注意喚起解除の情報提供が行われます。
(4)注意喚起の周知内容の変更
周知内容の表現が一部変更されました。
※変更の詳細につきましては、新旧対照表をご覧ください。
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新旧対応表 (PDF:209.6キロバイト)
熊本県が注意喚起を行う判断の目安
各地域内において、国の暫定指針値:日平均値が70μg/m3を超える可能性があると熊本県が判断した場合、注意喚起を行います。
●早朝時の予測判断(午前5時、6時、7時の情報による注意喚起)
原則として、地域内の当日午前5時、6時、7時の1時間値の3時間平均値が2局以上で85μg/m3を超過した場合、午前8時までに発信する。
●現在情報による判断(午前6時から午後7時までの観測値による注意喚起)
原則として、地域内の当日午前1時から各時間帯までの1時間値の平均値が1局でも70μg/m3を超過した場合。
注意喚起の解除
地域内の全ての測定局の1時間値が2時間連続して70μg/m3未満となった場合、解除の情報提供を行います。ただし、地域内で午前1時から判断する時間帯までの平均値が1局でも70μg/m3を超過している場合は引き続き注意喚起を継続します。
※情報提供は、午後8時までに行い、それ以降は翌日午前0時をもって、自動的に解除とする。
注意喚起等の周知内容
●注意喚起時
・1日あたりのPM2.5濃度が、暫定指針値(日平均70μg/m3)を超過する可能性があります。
・屋外での長時間の激しい運動や外出をできるだけ減らすことは有効です。
・外出時はマスクを適切に着用することは有効です。
・外気の屋内への侵入を少なくするため、換気や窓の開閉を必要最小限にすることは有効です。
・呼吸器系や循環器系疾患のある方、子ども、高齢者等は、より影響を受けやすいので、体調の変化に注意して行動するようにして下さい。
●注意喚起解除時
・現在のPM2.5濃度の値が暫定指針値(日平均70μg/m3)未満になりましたので、注意喚起を解除します。
注意喚起時等の情報伝達
注意喚起等が行われる場合は、熊本県から市町村、関係機関、マスコミ、県民等に対し、
大気環境情報メール等により情報が提供されます。
八代市では、熊本県が県南地域に注意喚起等を行った場合は、保育園や学校等の関係機関への情報伝達のほか、
緊急情報配信システム等を利用して情報伝達を行います。
※是非、
大気環境情報メール、または
緊急情報配信システムに登録いただきますようお願いします。
関連リンク
PM2.5等の大気環境の状況
熊本県HP(熊本県の大気環境の情報):現在のPM2.5の数値が確認できます。
※項目別時報(速報値)の微小粒子状物質(PM2.5)の項目をご覧ください。