市民の皆様へ ~最近の市政の動向について~
最近の市政の動向について、ご報告いたします。
(1)「ゼロカーボンやつしろ推進協議会」の設立について
本市のゼロカーボンシティの実現に向けた連携体制を構築するため、今月1日に、「ゼロカーボンやつしろ推進協議会」を設立しました。
本協議会には、電力、金融、工業、建設、経済、運輸、農林水産業など幅広い業種から18団体に参画いただいており、今後は、広く市民や事業者の皆様にも参画を呼びかけてまいります。さらに、市内の高校生や大学生により構成される学生幹事会を設置し、若い方の意見や想いを積極的に取り入れていくこととしています。
この学生幹事会では、市内の企業との交流を通したネットワーク構築により、地元就職へつながるなどの地域課題の解決にも寄与することを期待しています。
今年は11月に入っても各地で夏日を記録するとともに、台風が幾度も発生するなど、地球温暖化の影響が顕著になってきています。次の世代に住みやすい環境を残していくためにも、ゼロカーボンシティの実現に向けて、本協議会における取り組みを推進していきます。
(2)政府要望について
今月19日から21日の3日間にかけて、村川議長とともに地元選出の国会議員の先生方をはじめ、国土交通省、総務省、農林水産省など140か所以上を訪問し、要望活動を行いました。
今回の要望活動では、「地域公共交通維持のための財政支援」や「地域脱炭素の推進」に関する要望を新たに追加し、合計24項目の要望書を提出しました。
引き続き、令和2年7月豪雨災害からの創造的復興や、社会資本整備の更なる促進等の課題解決に向け、国への働きかけを行っていきます。
(3)日奈久生まれのご当地vTuber「ちくワン」について
今月3日に石川県七尾市で開催された「ゆるバース2024」において、「ちくワン」が見事グランプリを受賞されたことは、本市にとっても大変誇らしいことと思っています。
今回の受賞は、ちくワンの生みの親である「ゴリけん」さんをはじめ、株式会社ワタナベエンターテインメントや、地元の日奈久並びに八代市民の皆様など、多くの方々の熱い応援と、そこに木村知事や「くまモン」からの後押しが加わり、大きな成果として実を結んだものと感じています。
今回の快挙を受けて、「ちくワン」を本市の公認キャラクターにすべく、準備を進めております。今後は「ちくワン」とともに、さらに日奈久並びに八代を盛り上げていきたいと考えています。
(4)八代亜紀さんメモリアル事業について
今年9月に、経済団体などとともに、八代亜紀さんメモリアル事業実行委員会を設立し、記念碑などの設置や、所属事務所から寄贈される衣装の展示、さらには新八代駅における発着メロディーに八代さんの楽曲を使用するなど、事業実施に向けて検討を重ねてきました。
これらの事業を実施するため、今月14日から、クラウドファンディング型のふるさと納税や市民の皆様から寄付の募集を開始しています。
多くの皆様からのご支援により、八代亜紀さんの多大なる功績を後世に継承していきます。
(5)各種イベント等について
一昨日に、爽やかな秋晴れのもとに祭りの本番を迎えた「八代妙見祭」につきましては、大勢の見物客で賑わいを見せ、華やかで勇壮な神幸行事が観客を魅了しました。
先月20日の「ちびっこ妙見祭」を皮切りに関連行事がスタートし、22日の「御夜」では、沖縄県浦添市の「獅子舞」や韓国の伝統芸能が披露されるなど、会場の本町アーケードは活気に包まれました。
また、先月21日に開催した「第37回やつしろ全国花火競技大会」は、生憎の雨の中にも関わらず、大勢の来場者の皆様においでいただきました。八代亜紀さんの楽曲によるスターマイン花火や、たくさんのディズニーのキャラクターが登場するドローンショーなど、皆様に楽しんでいただくことができました。
さらに、先月27日には「東陽しょうが祭」を、今月10日には豪雨災害復興祈願として「坂本ふるさとまつり」を開催しています。また、先月26日には「エコエイト環境フェスタ」や、今月9日には「やつしろ防災・119フェスタ」といった行事も開催しています。
それぞれの特色を活かした内容により、市内外から多くの方にお越しいただき、賑わいのある「八代の秋」となりました。
(6)能登半島への被災地支援について
9月に発生した奥能登豪雨を受けて、石川県珠洲市から置き畳の支援要請がありましたことから、再度、氷川町と連携し、JAやつしろの協力のもと、約1,000枚の置き畳を先週の21日に被災地へ送り届けています。
1月の能登半島地震で被災した各地へ置き畳をお届けしたことが、今回の要請につながったものと考えています。また、いぐさの香りで避難生活のストレスを少しでも和らげていただきたいと思っています。