令和5年12月記者会見
と き:令和5年12月21日(木曜日)午前10時~
ところ:本庁3階 庁議室
■令和5年市政10大ニュース
本日の定例記者会見は、本年最後の記者会見でありますので、市政における、今年の主な取り組みを10大ニュースとして、取りまとめたところです。
今年1年を振り返ってみますと、新型コロナの5類移行により、くま川祭りをはじめとしたイベントを、制限を設けることなく開催できるようになったことに加えて、大型クルーズ船の寄港が再開するなど、まちに賑わいが戻ってきたことを強く感じた一年でした。
坂本町の復興については、これまで災害公営住宅3箇所の落成を迎え、宅地かさ上げ・輪中堤事業など、住まい再建に向けた取り組みが本格的に始まりました。
また、深水橋の復興工事が開始されたことにより、坂本地域において流失した3つの道路橋のすべての工事が進められることとなりました。
関係する皆様のご協力により、創造的復興に向けたさまざまな取り組みを進めることができましたことに感謝申し上げます。
さらに、原油価格や物価高騰の影響を受ける市民・事業所への支援や本年9月から実施しています保育料の完全無償化など、市民生活を守り、子どもを安心して産み育てられる環境づくりのための取り組みも着実に進めることができました。
また、「八代の未来を切り拓くための施策」として、新八代駅周辺の開発や新たな工業団地の整備などに取り組み始めた中、熊本県が「八代地域における県営工業団地の整備」を表明されました。このことは、本市にとって大きな追い風であり、一日も早い実現に向けて全面的に協力していきます。
そのほか、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた「ゼロカーボンやつしろ推進計画」の策定や新八代駅におけるさまざまな交通サービスの乗り換え拠点化を目指した「JR新八代駅周辺地区モビリティ・ハブ推進協議会」の設置、今後の八代港の利活用促進に必要な施策の指針となる「八代港を核とする将来的な成長ビジョン」を策定するなど、将来を見据えた取り組みも進めています。
また、本年は台湾基隆市と本市との相互の市民使節団派遣を行ったところですが、新年には台湾新竹市へ初めて訪問することから、今後も台湾をはじめとした国際交流の一層の活性化を図っていきたいと考えています。
来年は、これまでの取り組みをさらに深化させるとともに、市民ニーズや社会経済情勢を踏まえた、真に必要な施策を実施していきたいと考えています。
■市政の動向
(1)キャッシュレス決済ポイント還元事業について
キャッシュレス決済ポイント還元事業についてですが、これは、エネルギーや食料品価格等の物価高騰の影響を受けている生活者及び事業者への支援を行い、地域経済の活性化や消費喚起を促進するとともに、キャッシュレス決済の普及を通じてスマートシティの推進を図ることを目的として、キャッシュレス決済の利用者に対しポイント還元を行うものです。
内容ですが、ポイント還元率は20%、ポイント還元総額を2億円相当とし、八代市内の対象店舗で対象のキャッシュレス決済サービスで支払いすると、1回の決済で最大1,000円相当のポイント、期間中で最大5,000円相当のポイントを還元します。
なお、実施期間は令和6年2月1日から2月29日までとし、対象のキャッシュレス決済サービスは、auPAY、d払い、PAYPAY、楽天Payの4社です。
また、キャッシュレス決済サービスを利用されたことがない方のために、個別相談会を開催する予定としており、開催場所や日程については広報やつしろ1月号にてお知らせいたします。
この取り組みが、市民の皆様に、キャッシュレス決済をご利用いただける機会となりますことを大いに期待しています。