所在地・・・奈良木町 宮園186

ここは正平元(1346)年2月5日、中院義定(ちゅういんよしさだ)が館をかまえた所で、義定はその後、阿蘇・恵良両氏の説得をしたり、菊池氏の連結に務めるなどして、征西大将軍懐良親王(かねよし【かねなが】しんのう)をこの地へお迎えする準備をしました。
正平2年12月14日、親王は薩摩の谷山から肥後に入り、10日ほどここに滞在され、これが高田御所の始まりとなりました。親王はその後、宇土を経て菊池から太宰府へと進出されました。
後に征西将軍となられた良成(りょうせい)親王は、元中7(1390)年の宇土落城後八代に移られ、ここで南北合一を迎えました。
名称・・・・・高田御所跡(こうだごしょあと)
指定区分・・・市指定
種別・・・・・記念物・史跡
指定年月日・・・・昭和40年4月12日
制作年・時代・・・中世
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