所在地・・・井上町
鐘楼堂貝塚は、球磨川の堆積物によって形成された微高地(びこうち)にあり、周辺の水田面とは1m以上の高低差があります。
貝層までの表土は約50cmあり、貝層の厚さは10〜50cmあります。
貝層からは弥生時代後期(1世紀から3世紀)の壷形土器の破片や高杯(たかつき)が出土し、丹塗りされた土器も含まれています。
このほかに、鹿の骨や土錘(どすい)なども出土しています。
近年の調査で、周辺部で弥生時代後期の住居の跡が多数発見されました。
名称・・・・・・・・・鐘楼堂貝塚(しょうろうどうかいづか)
指定ランク・・・・市指定
種別・・・・・・・・・記念物・貝塚
指定年月日・・・昭和38年4月20日
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