妙⾒中宮より2km、海抜400mの横嶽(よこだけ)の頂上に幅70m、⻑さ200m以上の台地があり、その南よりのところに上宮祠(ほこら)跡、北よりのところに湧⽔と庵(いおり)の跡があります。
妙見宮社伝では、延暦(えんりゃく)14(795)年、ここに初めて妙見宮が造営されたとされています。中央基壇の東⽅からは、平安中期のものとみられる布⽬⽡(ぬのめがわら)が多数出⼟しており、その時代に瓦葺きの建物があったことを示しています。
江⼾時代は、⼤⽇(だいにち)、阿弥陀(あみだ)、釈迦(しゃか)の三体の仏様を祀ったといわれています。⼋代最古級の廃寺跡(はいじあと)の⼀つであり、貴重なものです。
名称・・・・・・・・・妙見上宮跡(みょうけんじょうぐうあと)
指定ランク・・・・・・県指定
種別・・・・・・・・・記念物・史跡
指定年月日・・・・・・昭和38(1963)年1月22日
制作年・時代・・・・・平安時代
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