所在地・・・平山新町
高田焼は八代焼、平山焼とも呼ばれ、南関の小代焼とともに肥後の代表的な近世陶器です。
八代焼は、朝鮮半島から渡来し、豊前の上野焼の祖として知られる陶工尊楷(上野喜蔵)が細川氏に招かれ、寛永9年(1632)、高田の木下谷に奈良木窯を築いたことに始まります。
万治元年(1658)、喜蔵の長男(忠兵衛)、次男(徳兵衛)は平山に窯を移し、平山窯を築きました。
平山窯は斜面に築かれた登窯で、全長約20m、8室の焼成室と焚口とからなっています。
県内では、最も遺存状態の良い近世陶磁器窯跡の一つです。
名称・・・・・・・・・高田焼平山窯跡(こうだやきひらやまかまあと)
指定ランク・・・・県指定
種別・・・・・・・・・記念物・史跡
指定年月日・・・昭和38年1月22日
制作年・時代・・1658(万治6)年・江戸時代前期
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