所在地・・・本町1丁目3-28
浄信寺は、日蓮宗本妙寺（ほんみょうじ）末寺（まつじ）で、八代城代加藤正方が亡父可重（よししげ）の菩提寺として創建しました。
はじめ阿蘇郡内牧城下に建て、法号「了覚院殿浄信居士（りょうかくいんでんじょうしんこじ）」をもって寺号を了覚山浄信寺としました。
慶長17年(1612)正方が麦島に移った後、元和3年(1617)その主君加藤清正の七回忌に麦島城下の本町に移し、元和8年(1622)8月松江城落成後、新しい城下町の南東本町頭に浄信寺を移し、本堂はじめ諸堂を壮麗に建てました。
正方は亡父供養のため寛永7年(1630)に八代郡のうち大牟田村海辺を開き、そのうち50石を浄信寺に寄付しました。
現在の本堂は明治の再興で、庫裏（くり）は昭和62年に新築されました。
本寺には加藤正方浄信寺宛行状（市指定）や正方筆臨終の言葉と辞世の文書（市指定）があり、正方の父可重と正方の画像（市指定）が保存されています。
名称・・・加藤可重菩提所の了覚山浄信寺（かとうよししげぼだいしょのりょうかくざんじょうしんじ）
指定ランク・・・・市指定有形文化財
種別・・・・・・・・・有形文化財・建造物
指定年月日・・・昭和40年5月18日
連絡先・・・・・・・TEL：0965-33-5200（浄信寺）
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