所在地・・・本町1丁目10-24

本成寺は日蓮宗本妙寺(ほんみょうじ)末寺(まつじ)で、加藤忠正の菩提所(ぼだいしょ)です。
加藤清正の嫡男忠正は慶長12年(1607)に疱瘡(ほうそう)のため9才で江戸屋敷で病死しました。法名は理性院殿宗覚日等居士(りせいいんでんそうかくにっとうこじ)。
清正は翌年の忠正の一周忌に菩提所泉福山(せんぷくざん)本成寺を創建しました。開山は妙音院日領(みょうおんいんにちりょう)です。
寺領50石と10人扶持(ふち)、のち加藤正方も寺領を寄進しました。
二世住職竜渕院日通(にっつう)は細川三斎の所望により本堂と梵鐘を泰勝院創建用に寄付、引き料に拝領の現米80石その他で、寛永11年(1634)5月、八代城下の現在地に新本成寺を建立移転しました。
三斎はその報賽(ほうさい)として八代城本丸高麗門(こうらいもん)を寄付しました。
本堂その他の建物は享保元年(1716)7月類焼後に再建されましたが、当時の様式をそのまま取り入れられ原型を保っています。
名称・・・・・・・・・加藤忠正菩提所の泉福山本成寺(かとうただまさぼだいしょのせんぷくざんほんじょうじ)
指定ランク・・・・市指定有形文化財
種別・・・・・・・・・有形文化財・建造物
指定年月日・・・昭和40年5月18日
連絡先・・・・・・・TEL:0965-33-2628(本成寺)
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