所在地・・・八代市妙見町405
白鳳9(680)年、妙見神上陸後、延暦14(795)年の上宮創建、永暦元(1160)年の中宮創建を経て、文治(ぶんじ)2(1186)年、後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)の勅願によって下宮(当社)が創建されました。天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)・国常立尊(くにとこたちのみこと)、そして、北斗七星(ほくとしちせい)を祭っています。
元禄(げんろく)10(1699)年の本殿の再建、寛延(かんえん)2(1749)年の拝殿の修理を経て、現在の社殿があります。
本殿は梁間(はりま)4.8m、桁行(けたゆき)9.3mの入母屋造(いりもやづく)り。拝殿は、梁間5.6m、桁行9.8mの入母屋造りで、屋根の妻側に入口があります。拝殿の奥からは、梁間5.6m、桁行3.6mの幣殿が接続しています。いずれの社殿にも朱の極彩色や精巧な彫刻が施されているのが特徴です。特に、本殿と拝殿については、屋根の庇にあたる向拝等に、たなびく雲を牙に見立てた象鼻や迫力ある雲龍の丸彫りなど、豪華な装飾が豊富に見られます。
本殿は、鎮座1350年記念事業として、平成25(2013)年から同27(2015)年にかけて解体修理が行われました。
名称・・・・・・・・・八代神社社殿三宇(やつしろじんじゃしゃでんさんう)
指定ランク・・・・・・県指定
種別・・・・・・・・・重要文化財・建造物
指定年月日・・・・・・昭和38(1963)年4月25日
連絡先(八代神社)・・TEL:0965-32-5350