所在地・・・鏡町内田

「お菊は鈍な奴、だいばどんにほれて、だいば子もおる妻もおる」と郷土の干拓民謡「大鞘名所」に歌われている「だいばどん」は、鏡町内田の人で、本名「利兵衛」という人です。
文政4年(1821)七百町開のとき、潟担い(がたにない)人夫の現場監督でした。
体格が大きかったので、方言で「だいばどん」とあだ名されたものです。
お菊とは当時18歳の天草郡松島町阿村のひとり娘で、美人とさわがれた人気者でした。
墓には「天宝十六年巳九月廿四日、○俗名 利兵衛」となっています。
天保十六年は弘化2年(1845)のことです。
名称・・・・・・・・・だいばどんの墓
指定ランク・・・・市指定
種別・・・・・・・・・記念物・史跡
指定年月日・・・昭和51年5月29日
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