所在地・・・袋町医王寺
医王寺の本尊である木造薬師如来立像(高さ63.7㎝)は、榧材(かやざい)の一木造(いちぼくづくり)で、南北朝時代の作です。薬師如来は、右手をあげ、左手に薬壺(やくつぼ)を持つのが特徴で、現世利益(げんせりえき)の仏として、奈良時代から平安時代前期にかけて盛んに造像され、厚い信仰を集めました。本像は、一木であること、衣の襞(ひだ)を中央に集めて強調する点など、平安時代前期に流行した威厳(いげん)ある薬師如来のスタイルで造られています。
名称・・・・・木造薬師如来立像(もくぞうやくしにょらいりゅうぞう)
指定ランク・・国指定重要文化財
種別・・・・・有形文化財・彫刻
指定年月日・・明治39年4月14日
連絡先・・・・TEL0965-32-7387(医王寺)
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