所在地・・・本町1丁目 金立院
このキリシタン墓碑は、金立院境内に安置されています。
いつのころからかは不明ですが、この墓碑は手水鉢を乗せる台石となっていて、おそらく、この時に寝棺型伏碑の中央部から花十字のある面に向けて安定を図るために墓碑の一部を削平したとみられています。
また、手水鉢を乗せるために、墓碑の3分の1ほどを土に埋めていたと思われ、その部分に若干の傷がみられます。
寝棺型伏碑（俗称：カマボコ型）のキリシタン墓碑は県内でも類例が少なく、大変貴重な資料となっています。
また、肥後のキリシタン史の一端を刻んだ貴重な遺物であるとともに、当時の八代の繁栄とキリシタン信者の様子を垣間見ることができます。
名称・・・・・・・・・金立院のキリシタン墓碑(こんりゅういんのきりしたんぼひ)
指定ランク・・・・市指定
種別・・・・・・・・・民俗文化財・有形民俗文化財
指定年月日・・・平成7年3月24日
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