10月5日(土曜日)に第5回講座として講座「農業経営におけるデジタル化及びマーケティングについて」を行いました。
今回は、(株)SUNABACOの代表取締役である中村まこと氏と、その(株)SUNABACOが運営するプログラミングスクールを卒業し、(株)SUNABACOの協力を受け、キッチンカーでのフレッシュジュース販売なども手掛ける柑橘農家「やつしろサニーサイドファーム」の桑原 健太氏にご講義いただきました。
前半:桑原 健太 氏
前半は桑原氏による講義で、SUNABACO中村代表のアドバイスを受け、クラウドファンディングで運営資金を募り、キッチンカーを購入、そのキッチンカーで、単体では商品価値が低かった甘夏を使い、コールドプレス製法で作ったフレッシュジュースを販売するなどの取り組みを行っているとのことでした。
また、SNSに関して、「SNSは、他の農家とのつながりも作ってくれた」とのこと。実際にSNSを通してつながった全国の農家と自慢の農産物を送りあう交流も生まれていると体験談を交えてお話しいただきました。
後半:中村 まこと 氏
後半は、中村氏にマーケティングについて講義いただきました。
現代の情報社会において、「情報収集」と「情報発信」が当たり前に必要になってきていて、その中でも『X(旧Twitter)』と『TikTok』は、「自分の知らない情報がたくさん出てくる」と、活用を推奨されていました。
また、「SNSは、人と人とのコミュニケーションであり、双方的のコミュニケーションをすることで助け合いが生まれる」、「人の気配があるところに人は集まってくる」、逆に「1対1で連絡を取ろうとする時は気を付けた方がよい」と、SNSをする上で大事なことを自身の成功例を挙げつつ教えていただきました。このSNSの活用の有無によって生まれる情報格差が、農業経営の経済格差に直接関わってくるということもお話しいただきました。
講義終了後すぐに『X』と『TikTok』のアカウントを作成する受講生もいて、『情報』の大事さを深く学ぶことができたものと思われます。
この八代農業塾を通じて、受講生同士や、受講生と講師との助け合いのできるつながりを大事にしていって欲しいと思います。
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【主催】
八代市担い手育成総合支援協議会(八代市農林水産政策課内)