八代市の「生ごみ」と「食品ロス」について
八代市では、一般家庭から出される「燃えるごみ」の組成調査を実施しています。
家庭から排出される燃えるごみの中で、最も多いのが生ごみです。
令和5.年度に実施した家庭ごみの組成調査では、燃えるごみの約3割(重量比33.8%)が調理くずなどの生ごみであり、中には
食べ残しや手付かずの食料品といった「食品ロス」も含まれており、燃えるごみ全体の約1割(重量比10.8%)を占めていました。
生ごみの「水切り」をお願いします。
生ごみの重さの約8割は水分です。
きちんと水分を切ってごみ出しをすることで、臭いが軽減され、ごみ袋が軽くなって運びやすくなります。
また、八代市では生ごみ減量化のため、家庭から排出される生ごみを処理するための家庭用の「生ごみ堆肥化容器(コンポスト容器等)」や「電気式生ごみ処理機」などの購入費の一部を助成しています。
詳細はこちら(生ごみ堆肥化容器等設置助成金について)をご覧ください。
「食品ロス」を減らすためには
食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。
日本では、年間2,232万トンの食品廃棄物等が出されています。
このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は472万トンにのぼります。(資料:農林水産省及び環境省「2022年度推計」)
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2022年で年間約480万トン)のほぼ同等になります。
また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると"おにぎり一個分(約103g)ほどの食べもの"が毎日捨てられていることになるのです。
大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことが必要です。
「買いすぎない」ことと「てまえどり」
買い物の際にはあらかじめ冷蔵庫や冷凍庫、食品庫の中身をチェックしておき、必要なものだけを買いましょう。
また、食品を購入後すぐ食べる場合は、商品棚の手前に陳列されている販売期限の迫ったものを選ぶ「てまえどり」を行いましょう。
「賞味期限」と「消費期限」のチェック
冷蔵庫や冷凍庫、食品庫に保存している食品の期限表示を確認し、開封した場合は早めの消費を心がけましょう。
<「賞味期限」と「消費期限」の違い>
賞味期限:おいしく食べることができる期限。期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
消費期限:安全に食べることができる期限。期限を過ぎた場合は基本的に食べないほうが良いです。
食材の「使い切り」と「食べきり」
買った食材は期限の近い食材から無駄なく使い切って、食べきれる量を作りましょう。
余ってしまった料理は、冷凍・冷蔵保存して忘れずに食べましょう。
また、八代市では食品ロス削減のため、外食やお酒の宴席での開始30分、終了10分の「食べきりタイム」を推進しています。
(全国的には3010運動という名前で取組みがなされています。)
外食のときやお酒の宴席では食べ残しが出やすいので、開始30分、終了10分は席を立たずに料理を楽しむ時間にしましょう。
熊本県においても、「くまもと食べきり運動(外部リンク)」を実施されています。
「食べきり」を目指して、市民のみなさんのご協力をお願いします。
食品ロス削減への取組み:フードドライブ
フードドライブとは、家庭で余っている食品を持ち寄り、それを必要とする方々に届ける活動です。
八代市でも「食品ロス」削減のため、イベント等の際に取組んでいます。
また、八代市社会福祉協議会では
「緊急食料等支援事業」(外部リンク)において生活に困窮した方へ食品の提供を行っておられますので、ご利用ください。