所在地・・・興善寺町 明言院

興善寺廃寺出土の軒平瓦は、唐草文が中央から左右両方に流れています。これと同じデザインの瓦は今のところ他に出土例がありません。軒丸瓦は蓮子の数が増しています。大宰府や観世音寺の老司系瓦の新たなバリエーションと考えられ、形式的な甘さがないことから、陣内廃寺出土瓦に続く、奈良時代(8世紀)後期の作と考えられます。
【出典】『みほとけの貌〜熊本県南部の仏像〜』2009 八代市立博物館
名称・・・興善寺廃寺出土瓦(こうぜんじはいじしゅつどがわら)
指定・・・市指定有形文化財
種別・・・有形文化財(考古資料)
指定年月日・・・昭和40年5月18日
制作年・時代・・・奈良時代
所蔵・・・明言院
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