市長の部屋TOP総合トップへ市長の部屋TOP総合トップへ

2023.2.27市長メッセージ (最近の市政の動向について)

最終更新日:
 令和5年3月定例市議会の開会に当たり、一言お詫びを申し上げさせていただきます。
 今般、本市職員2名が、勤務時間終了後や時間外勤務中に、庁舎内の会議室を使用して、複数回にわたり不適切な行為を行うという事案が発生いたしました。
 今回の行為は、断じて許されないものであり、市民の皆様の信頼を大きく裏切りましたことを、心からお詫び申し上げます。このような事態を招いたことを重く受け止め、2月22日付けで、当該2名の職員については、懲戒処分として「戒告」を、また、管理監督職員3名を「訓告」といたしました。
 今後は、このようなことが二度と起こらないよう、全職員に「全体の奉仕者」たる公務員としての職務を自覚させるとともに、職員の監督、指導、育成等を徹底し、市民の皆様の信頼回復に、全力を尽くしてまいります。

 それでは、最近の市政の動向について、ご報告申し上げます。

(1)新型コロナウイルス感染症への対応について

 新型コロナの陽性者数につきましては、1月中旬ごろから減少傾向が続いており、昨年末に「レベル3」とされた県のリスクレベルも、2月3日に「レベル2」、2月24日には「レベル1」へと引き下げられました。

 また、政府は、現在「2類相当」としている新型コロナの感染症法上の位置付けを、5月8日から、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げ、名称の変更も検討しております。新たな変異株の出現など、懸念される部分もありますが、社会経済活動をコロナ禍前に戻すためには、必要な措置であると考えております。

 本市といたしましても、感染防止対策と経済活動の両立に向け、今後も時機を逸することなく、取組を推進してまいります。


(2)坂本町の復興に向けた取組について

 被災した坂本支所等の再建による賑わいの再生を図ることを目的に策定を進めてまいりました「八代市坂本支所等整備基本計画」について、2月21日に開催した復興推進本部会議で協議を行い、その内容がまとまりましたことから、2月24日に公表いたしました。

 本計画は、坂本支所等について、機能や規模、配置計画、概算事業費など、施設の再建に向けた基本方針を策定したもので、今後は、基本・実施設計業務を切れ目なく進め、目標としております令和7年末の再建に向け、鋭意努力してまいります。

 また、坂本地域では、NTT西日本とともに進めてきた光ブロードバンドの整備が2月末に完了し、3月24日からサービスの提供が開始されます。これにより、令和元年度から進めてまいりました「市内全域の超高速ブロードバンド化」が完了することとなり、坂本町の創造的復興にも資するものと考えております。


(3)台湾訪問について

 2月15日から17日にかけて、台湾の基隆市と台北市を訪問してまいりました。

 基隆市では、謝国梁(しゃこくりょう)市長とお会いし、今年4月に友好交流協定締結5周年を迎える記念事業として、秋に予定しております市民使節団の派遣やフードバレーフェアに関する協議のほか、八代港と基隆港の物流・人流双方における関係性強化に向けたPRなどを行ってまいりました。

 また、基隆港務支社の高傳凱(こうでんがい) 社長ともお会いし、国際クルーズ船やTSMC関連の状況などについて意見交換した後、クルーズターミナルを見学させていただきました。

 さらに、台北市では、日本台湾交流協会 台北事務所の服部副代表を訪問し、日本と台湾との交流に関する現状や今後の展望などについて、意見交換を行いました。

 TSMCの熊本県進出を踏まえ、台湾との友好関係強化は、本市の利益につながると考えておりますので、今後、さらに相互交流の機会を増やし、本市及び八代港の認知向上に努めてまいります。


(4)各種イベントについて

 3月3日から5日にかけて、「九州国際スリーデーマーチ」を4年ぶりに開催いたします。

 今回、距離やルートが異なる全11コースを設けており、八代の歴史や文化、自然に触れながら、ウオーカー同士や地域の方々とも交流いただき、早春の「やつしろ」を楽しんでいただければと思います。

 なお、スリーデーマーチの期間中、関連イベントとして、お祭りでんでん館で八代亜紀さんの絵画展が開催されるとともに、3月6日には、道の駅東陽を出発地とする「日本遺産 石工の郷 せっかくウオーク」も実施いたします。

 また、現在、中心商店街と日奈久温泉街において、「やつしろのお雛祭り」が開催されております。国指定名勝「松浜軒」をはじめ、市内各所にお雛様が飾られ、スタンプラリーなど様々なイベントも実施中であります。先ほどのスリーデーマーチなどと合わせまして、多くの皆様にお越しいただきますようお願い申し上げます。


(5)令和5年度当初予算案について

 市民の皆様から3期目の負託を受け、早いもので1年半が経過しようとしております。この間、社会経済情勢が目まぐるしく変化する中にあって、常に市民目線での行政運営に心掛けてまいりました。

 一方で、従来の少子化傾向に加え、新型コロナの影響が長引く中、経済状況への不安などから、結婚や妊娠を控える方が全国的に増加しており、本市においても、この5年間で出生数が急激に減少しております。このような危機的な状況を踏まえ、3期目のマニフェストに掲げておりました「0~2歳児の保育料完全無償化」を本年9月から実施することといたしました。これにより、本市では、全てのお子さんの保育料が無償となります。子育てをされる世代にとって、出産後の経済的・精神的負担の軽減や、育児と仕事の両立によるキャリアの継続につながることを期待するとともに、「子育て世代に選ばれるまち やつしろ」に向けて、引き続き、子育て支援の取組を充実させてまいります。

 また、今回、新八代駅周辺の開発と新たな企業誘致用地整備の関連予算を提案しております。TSMCの熊本県への進出決定以降、地価の上昇や関連企業の進出など、県北地域が活況を呈している中、本市といたしましては、八代港の利活用促進とともに、新八代駅周辺の物流・人流拠点機能の向上と、将来を見据えた企業誘致用地の整備を加速化させることで、県南地域全体の浮揚につなげていく必要があります。

 八代・天草シーライン構想も推進しながら、今後、本市が「県南の雄都」として、県南の牽引役となるべく、様々な取組を進めてまいりますので、市民の皆様におかれましては、なお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。


このページに関する
お問い合わせは
(ID:19581)
八代市役所   〒866-8601  熊本県八代市松江城町1-25   Tel:0965-33-4111(代)     

Copyright (C) 2016 Yatsushiro city office, Kumamoto pref,All rights reserved

八代市役所

〒866-8601
熊本県八代市松江城町1-25
Tel:0965-33-4111(代)
Copyright (C) 2016 Yatsushiro city office, Kumamoto pref,All rights reserved