令和5年1月記者会見
と き:令和5年1月25日(水曜日)午前10時~
ところ:本庁3階 庁議室
■市政の動向
1.新八代駅周辺及び企業誘致用地整備推進本部の設置
本市では、第2次八代市総合計画第2期基本計画の重点戦略である、「地域の魅力とにぎわいの創出」、「持続可能な選ばれるまち”スマートシティやつしろ”の推進」に向けて、八代港の振興や企業支援、人材の育成など、様々な取組を進めているところです。
そのような中、近年のデジタル技術を活用した社会課題の解決に向けた取組や、TSMCの熊本進出を契機とした、市町村間の企業誘致競争などを踏まえ、新八代駅周辺の物流・人流拠点機能を高めるとともに、将来を見据えた企業誘致用地の整備を進めることにより、県南地域の中核都市に相応しいまちづくりを、時機を逸することなく、進めていく必要があると判断し、このたび、新八代駅周辺及び企業誘致用地整備推進本部を設置するものです。
なお、新八代駅周辺については、スポーツ・文化施設や商業施設などの集客施設、再生可能エネルギーや蓄電池を導入した住宅エリアの開発等を想定しており、本市が目指す「スマートシティやつしろ」を象徴するグランドデザインの策定を進めます。
来月2月6日(月曜日)には、第1回目となる会議を開催し、今後、先ほど申し上げた、グランドデザインの策定や土地利用方針の具体化を進めるとともに、企業誘致用地の適地調査等に取り組むなど、県南地域の中核都市に相応しいまちづくりを進めます。
2.坂本支所周辺及びコミュニティセンター等のイメージパース
令和2年7月豪雨災害で甚大な被害を受けた、坂本支所と坂本コミュニティセンター等の再建に向けては、現在、基本的な整備方針となる「坂本支所等整備基本計画(案)」の取りまとめを行っているところであり、このたび、支所や周辺の施設の配置などを立体的にイメージしていただけるよう、パースを作成しました。
このパースを含む「坂本支所等整備基本計画(案)」については、2月に開催予定の復興推進本部会議で最終的な決定を行うこととしています。
本市としては、引き続き、令和7年12月の坂本支所の完成を目指し、国や県をはじめ、関係機関と更に連携を図りながら、全力で取組を進めます。
3.令和5年度支所組織の再編
本市では、第2次八代市総合計画第2期基本計画における、重点戦略の一つである「持続可能な選ばれるまち“スマートシティやつしろ”の推進」の重点取組として、「持続可能な支所地域の振興」を掲げ、支所の拠点機能の充実や地域の活性化に取り組んでいます。
今回、この取組を更に充実・強化させるため、現在、各支所の庁舎内に、本庁の組織として設置しています、健康福祉地域事務所、農林水産地域事務所、建設地域事務所を、令和5年4月から、支所の組織として、地域振興課と産業建設課の2課体制に統合・再編します。
今回の再編により、主に地域振興、防災・危機管理、窓口サービスの3つの視点で機能強化等を図ることとしており、地域振興においては、支所長の直接の指揮下に地域振興課と産業建設課の2課を置き、ハード・ソフト両面で、支所長を中心とした地域振興の実施体制を構築することで、部門横断的に地域課題を把握します。
防災・危機管理においては、技術職等の職員をより効果的に配置するため、農林水産地域事務所と建設地域事務所を統合し、産業建設課を設置することにより、災害時の被災調査等の円滑化・迅速化を図るなど、その機能を強化します。
窓口サービスについては、健康福祉地域事務所を地域振興課に統合することにより、戸籍・住民異動・税の窓口と、高齢者・障がい者・児童など、福祉に関連する窓口のワンストップ化による、窓口サービスの向上を図ります。
本市としては、今後も、持続可能な地域振興をより一層推進するため、それぞれの地域の特性や資源を生かした地域活性化に本庁と支所が一丸となって取り組みます。
4.八代市デジタルプレミアム商品券の追加販売
八代市デジタルプレミアム商品券については、これまで、1次・2次販売を実施し、既に多くの市民の皆様にご利用いただいているところです。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の再拡大などにより、市民生活や地域経済は、更なる影響を受けており、今回、市民の皆様の家計負担の軽減、商店や飲食店等を継続的に支援するため、デジタルプレミアム商品券の追加販売を実施するものです。
アプリ版のみの販売としていた2次販売からの変更点としては、今回、カード版とアプリ版の両方を販売し、購入上限は、お一人1万円、額面1万4千円とし、販売単位も1万円のみとしています。
使用期限は、すでに令和5年6月30日まで延長しています。また、これまで購入されたことがある方も、再度申込みできますので、卒業や入学など、年度末・年度始めの出費が増える時期に、ぜひ、ご利用いただき、家計負担の軽減と地域経済の活性化が図られることを期待しています。
5.台湾との友好交流の成果
1月4日から6日にかけて、台湾を訪問し、台湾バドミントン協会とのトップ会談やジュニアバドミントン選手との交流、基隆市長の表敬訪問を行ってきたところです。
台湾バドミントン協会とのトップ会談においては、本年11月に熊本で開催される、バドミントンの国際大会「熊本マスターズジャパン」に合わせて出場される、台湾のバドミントン選手とのホストタウン交流事業を本市で行うことで合意しました。
今後は、交流事業の成功に向け、関係機関と連携しながら準備を進めます。
また、基隆市への訪問につきましては、このたび市長に就任された、謝国梁市長とお会いすることができ、本年4月に友好交流協定の締結5周年を迎えることを踏まえ、記念事業の実施をはじめ、経済、スポーツ、文化、教育など、様々な分野における更なる交流の促進をお願いしました。
来月2月には、記念事業の実施に向けて具体的な協議を行うため、改めて訪問する予定としています。