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2022.6.6市長メッセージ

最終更新日:
 

最近の市政の動向について

 令和4年6月定例市議会の開会に当たり、最近の市政の動向について、ご報告申し上げます。

 

(1)新型コロナウイルス感染症への対応について
 熊本県内の「まん延防止等重点措置」が、3月21日をもって全面解除されて以降、しばらくは減少傾向にありましたが、第5波までとは異なり、感染者数が下がりきることなく、現在も下げ止まりの状況にあります。本市においても、同様の状況が続いておりましたが、5月末から6月にかけて、やや減少傾向にあります。しかしながら、気を緩めることなく、引き続き感染防止対策を徹底してまいります。市民の皆様には、引き続き、マスクの着用や手洗い、三密の回避など基本的な感染防止対策へのご理解とご協力をお願いいたします。
 ワクチン接種につきましては、3回目の接種率が6月3日時点で62.79%となっており、国の接種率を上回っている状況にあります。また、重症化予防を目的とする4回目接種を、6月1日から開始いたしました。接種の対象となりますのは、3回目を接種した60歳以上の方と18歳から60歳未満で基礎疾患のある方などとなっております。市民の皆様におかれましては、ワクチン接種の効果や安全性、副反応のリスクなどについて、十分ご理解の上、接種いただきますようお願いいたします。
 新型コロナウイルスワクチンに関連し、6月1日に有効期限を迎えたワクチンの廃棄について、この場をお借りして、その詳細を報告させていただきます。本市では、これまで当然ながら配分されるワクチンを有効期限が近いものから使用するとともに、集団接種ではモデルナ社ワクチンを使用し、個別接種を実施する医療機関に対しましても、ワクチンの供給量に応じた接種を呼びかけてまいりました。今回、廃棄したワクチンは、本年1月下旬から2月上旬にかけて納入されたモデルナ社ワクチン2万6,550回分の一部であります。廃棄が生じる可能性があると分かって以降は、医療機関に対し、モデルナ社ワクチンの更なる積極的な活用をお願いするとともに、県の広域接種センターに1,200回分を引き受けていただくなど、廃棄を極力減らすよう努めてきたところですが、結果として、870回分廃棄せざるを得なくなりました。
 廃棄に至った要因は、主に、次の3点であったと考えております。1点目は、3回目接種におけるファイザー社ワクチンとモデルナ社ワクチンの供給量は概ね半数ずつであったものの、2回目までの接種がファイザー社製中心であったため、3回目もファイザー社製を希望される方が多かったことであります。
2点目は、特に若い世代における3回目接種率が伸び悩んでいることであります。先ほど申し上げました接種率62.79%のうち、65歳以上の高齢者が90.78%であるのに対し、12歳から64歳までの接種率は、56.33%にとどまっており、1・2回目の約85%とは大きな差が生じている状況となっております。3点目は、通常、モデルナ社ワクチンの有効期間は、9か月となっておりますが、本市に納入があった時点で有効期間が残り4か月であったことであります。今後は、接種状況をしっかりと確認しながら、在庫管理を徹底するとともに、県や関係医療機関とも連携しながら、接種希望者のニーズに応じた供給量となるよう調整し、廃棄が生じることがないよう努めてまいりたいと考えております。


(2)坂本町の復興に向けた取組状況について
 令和2年7月豪雨で甚大な被害を受け、現在も八代~吉松間が運休となっておりますJR肥薩線の復旧に関しましては、5月20日に開催された国、県、JR九州による2回目の検討会議におきまして、約235億円とされている復旧費が、国の災害復旧事業との連携により、76億円へと大幅に圧縮される試算が示されました。

 本市といたしましても、JR肥薩線全線の鉄道での復旧は、沿線地域の復興及び地域の産業、経済、文化の振興を担う上で必要不可欠であると考えております。今後も、「国の強力な財政支援のもとで、JR肥薩線を支えていく地元の熱意と覚悟をもって、鉄道での復旧を目指す」という方針のもと、沿線市町村と連携しながら、早期の復旧に向けて活動してまいります。

 

(3)坂本町水災補償加入促進補助金について
 この制度は、坂本町の対象地区において、水災補償付きの火災保険や家財保険に加入されている方に対して、その保険料の一部を補助するものであり、「球磨川水系流域治水プロジェクト」の完了まで継続することとしております。

 補助金の額は、住宅や事業所等が上限1万円、家財が上限5千円で、5月26日から申請の受付を開始しております。出水期が近づいておりますので、地域の皆様におかれましては、本補助制度の活用による保険等への加入をご検討いただきますようお願いいたします。

 

(4)災害に備えた訓練の実施について
 5月11日に、令和2年7月豪雨における災害対応の経験を踏まえ、県及び市町村、自衛隊等の関係機関の連携強化と災害対応能力の向上を目的とした「県と市町村の豪雨対応訓練」を実施いたしました。新庁舎移転後では、通信確保訓練に引き続き2回目の訓練であり、これからの出水期に向け、新しい施設や設備等を使用した万全の災害対応が行えるよう、情報の取りまとめや県をはじめとする関係機関との連絡調整体制などについて、改めて確認を行ったところです。

 

(5)八代市SDGsモデル事業等の取組について
 5月20日、内閣府から「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定され、野田地方創生担当大臣から、直接、選定証をいただきました。
この選定を受けまして、今後、本市では、人・企業・地域をつなぐ「SDGsフードマッチングプロジェクト」として、本市の豊富な農産物による「食」をテーマに事業を展開してまいります。また、本市独自のSDGs宣言制度の創設や市民向けシンポジウムの開催など、市内全域に先進的なSDGsの取組を普及・展開することとしており、これらの関連予算を本定例会に提案しております。なお、これらの取組は、2050年のカーボンニュートラルに向け、再生可能エネルギーへの転換による環境負荷の低減等も見据えながら実施いたします。
 本市といたしましては、今回のSDGs未来都市の選定を契機に、2030年のあるべき姿として「新たなつながりの創出で、持続可能な人と企業に選ばれるまち」を目指し、SDGsの取組を更に推進してまいります。

 

(6)みんなと未来を語る市政懇談会について
 これは、市内の各地域へお伺いし、市政の重点事業等についての報告を行うとともに、直接市民の皆様のご意見を伺い、市政運営の参考とさせていただくものですが、新型コロナの影響により平成30年度以来の開催となります。
 全21地域を2つに分け、今年度は7月5日の金剛校区を皮切りに、11月までの間に11地域をご訪問させていただき、残る10地域については、来年度実施することとしております。
 市民の皆様には、是非ご参加いただき、忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます。

(7)令和2年7月豪雨災害八代市追悼式について
 令和2年7月豪雨災害の発生から2年を迎えるにあたり、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族や関係者の皆様に改めて哀悼の意を表するため、7月3日(日曜日)午前10時から、八代市立坂本中学校体育館で追悼式典を開催します。
 昨年同様、追悼式典は規模を最小限に縮小して行いますが、式典終了後の一般参列者を対象とした一般献花は、どなたでもお越しいただけますので、よろしくお願い申し上げます。

 

(8)各種イベントについて
 例年、鏡町で実施しております「ふる郷愛鏡祭」は、今年度もやむなく中止とさせていただきましたが、泉町の「平家いずみお茶まつり」は、6月5日に3年ぶりに開催いたしました。新型コロナを考慮し、規模を縮小しての開催となりましたが、「お茶」や「ヤマメの塩焼き」などの特産品販売、「手炒り釜体験」や「郷土芸能披露」などに多くの方が来場され、大いに賑わいました。
 今後予定しておりますイベントのうち、「八代くま川祭り」は、すでに開催を決定したところであります。そのほか、「千丁いぐさの里まつり」、「東陽しょうが祭」「坂本ふるさとまつり」などのイベントにつきましても、現在、実行委員会等で検討が行われておりますが、感染防止対策を万全にしたうえで開催できればと考えております。なお、「やつしろ全国花火競技大会」につきましては、6月下旬に開催の是非を判断・公表する予定といたしております。

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