市長の部屋TOP総合トップへ市長の部屋TOP総合トップへ

2022.2.28市長メッセージ

最終更新日:

今回の市議会3月定例会は、新庁舎における初めての議会となります。市民の皆様には、熊本地震発災からの約6年間、庁舎が分散したことにより多大なるご不便をおかけしました。この新庁舎が完成できましたのも、市民の皆様や議員各位のご理解とご協力の賜物であると、改めて感謝を申し上げます。

職員に対しましても、2月14日の開庁日に、「新庁舎ができて良かった」と市民の皆様に感じていただくため、より一層の市民サービス向上に努めるよう、訓示を行ったところです。

それでは、新型コロナウイルス感染症への対応ならびに坂本町の復興に向けた取り組み状況と、最近の市政の動向について、ご報告申し上げます。

まず、新型コロナウイルス感染症につきましては、「オミクロン株」の影響により全国各地で爆発的に感染が拡大し、未だ厳しい状況が続いています。
熊本県におきましては、1月21日から「まん延防止等重点措置」が県内の全市町村を対象に適用されました。これにより、新規感染者や入院者数が減少に転じるなど一定の効果は見られるものの、まだ対策を緩める段階ではないことから、2月13日までとされていた実施期間を3月6日まで延長されたところでございます。

本市におきましても、今年に入り、新規感染者数が連日過去最多を更新し続け、1月28日に112名の感染者が確認されて以降も感染者数は高止まりしている状況にあります。2月27日までの感染者数は3,712名で、12名の方がお亡くなりになっておられます。
改めまして、お亡くなりになられた方々のご家族に心からのお悔やみを申し上げますとともに、感染された方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。
また、市民の皆様には、引き続きマスクの着用や手洗い、三密の回避など、基本的な感染防止対策へのご理解とご協力をお願いいたします。
本市では、ワクチンの3回目接種が新型コロナウイルス感染症収束に向けた最優先課題であると捉えています。まずは、医療従事者等や高齢者の皆様から順に、前倒しして個別接種を行ってまいりましたが、全ての方々が6カ月を経過した時期に接種可能とすることで、加速化を図ることといたしました。
さらに、接種体制についても、これまで個別接種を中心に進めてまいりましたが、2月25日から坂本地域を皮切りに、集団接種を開始いたしました。引き続き、接種を希望される市民の皆様が、少しでも早く3回目の接種を受けることができるよう、取り組みを推進してまいります。

次に、坂本町の復興に向けた取り組み状況についてです。
まず、創造的復興のシンボルである「坂本支所周辺のまちづくり」につきましては、専門的かつ総合的な見地から検討を行うため、学識者による懇談会を開催いたしました。
1月26日には柿本会長より「土地利用計画は、県道より山側に支所等やまち機能を集約する案が望ましいこと」、また、「建物配置パターンは、敷地条件等を踏まえ、引き続き市で検討を行うこと」の2点について、結果報告いただきました。令和7年末の整備目標を少しでも前倒しできるよう、今後とも全力で取り組んでまいります。

また、地域の皆様が主役となる特徴あるまちづくりを進めるため、それぞれの地区で4回開催した懇談会での多くの貴重なご意見やご提案を踏まえ、復興まちづくり計画(案)を作成いたしました。
2月14日には、「坂本町の復興へ向けた説明会」を坂本コミュニティセンターで開催し、坂本支所の再建や新たな防災拠点の整備、デジタル医療MaaS推進事業や旧小学校8校区ごとのまちづくり計画(案)について説明を行いました。
この説明会につきましては、当初、全ての地域住民の皆様を対象として開催する予定としておりましたが、コロナ禍の影響により、3月6日に延期いたしましたことから、まずは地域の代表者の方々を対象に実施いたしました。

説明会や現在実施しておりますパブリックコメントにおけるご意見等を踏まえまして、3月に「坂本町復興まちづくり計画」として策定することとしています。今後とも、1日も早い創造的復興に向けて、国や県と連携しながら、スピード感を持って取り組みを進めてまいります。

続きまして、最近の市政の動向について、ご報告申し上げます。
まず、「大規模災害時における通信サービス確保のための連携訓練」についてです。
令和2年7月豪雨災害の発生当時、固定電話や携帯電話などの通信設備が甚大な被害を受け、市民の皆様への避難情報の伝達や安否確認作業に大きな支障が生じたことを踏まえ、2月25日に、新庁舎の防災拠点としての機能を活用した訓練を、国や県、通信事業者の皆様と連携し実施いたしました。
訓練では、新たに設置した「災害時支援システム」や「映像表示制御システム」などのデジタル技術を活用し、各支所と災害対策本部間の情報伝達訓練を行うとともに、携帯電話基地局の早期復旧に向けて、移動電源車等に必要な燃料供給を速やかに調達するための訓練も実施いたしました。

次に、「ゼロカーボンシティ宣言」についてです。
近年、気候変動の影響により、世界各地で様々な異常気象が発生しています。坂本町を中心に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨についても、地球温暖化の影響が指摘されています。こうした自然災害などのリスクを最小限に抑え、豊かな環境をより良い状態で将来の世代に引き継ぐためには、私の3期目の基本政策でもあります「2050年カーボンニュートラル」に向けた取り組みを推進していく必要があります。
つきましては、ここに、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを宣言いたします。
この「ゼロカーボンシティ」実現のためには、市民の皆様、事業者の皆様、そして行政が協働して取り組むことが必要不可欠であります。皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
最後に、令和4年度当初予算案の提案にあたり、新年度の市政運営に対する私の「所信の一端」を申し上げます。

私が市民の皆様から3期目の負託を受け、早いもので約半年が経過いたしました。2期目就任時において喫緊の課題でありました熊本地震からの復興は、新庁舎の完成が一つの節目となりますものの、新型コロナの収束は未だ見通しが立たず、令和2年7月豪雨災害からの復旧・復興はこれからが本番です。
また、少子高齢化に伴う人口減少など、解決すべき地域課題は山積しており、地方創生をしっかりと進めていく必要があります。
そこで、3期目の4年間を「八代の未来を創る」重要な期間であると位置づけ、これまでの慣習や常識にとらわれることなく、地域課題の解決に対して積極的に挑戦するとともに、「魅力ある選ばれる八代」の実現を目指し、新たな政策などにもスピード感を持って取り組んでまいります。
今後も、市民の皆様や市議会との対話を第一に、多くの皆様に「八代に生まれてよかった」、「八代に住んでいてよかった」と思っていただけるよう、「オールやつしろ」で全力を尽くしてまいります。

このページに関する
お問い合わせは
(ID:17004)
八代市役所   〒866-8601  熊本県八代市松江城町1-25   Tel:0965-33-4111(代)     

Copyright (C) 2016 Yatsushiro city office, Kumamoto pref,All rights reserved

八代市役所

〒866-8601
熊本県八代市松江城町1-25
Tel:0965-33-4111(代)
Copyright (C) 2016 Yatsushiro city office, Kumamoto pref,All rights reserved