八代市の生活排水がどのように処理され、浄化されているか知っていただくために、環境教育の一環として施設の見学を実施しています。
八代市水処理センターでは、小学校など各学校、自治体、個人の自由研究などを目的とした処理場見学を随時受け入れています。
見学時間:9時00分〜17時15分 ※土・日・祭日は除きます
(1回の見学につき40名程度、所要時間1時間〜)

見学内容:処理場の役割などについて説明後、施設見学
(処理場の沈砂池周辺などを歩いて回ります)
見学などの申込みは、八代市水処理センターで受け付けています。
お手数ですが直接お電話でお問い合わせください。
【水処理センター 八代市新港町3丁目1番地 TEL0965−37−1600】
八代市内にある処理場としましては、県が管理しております八代北部浄化センターもあります。
詳細については、下記ホームページからご覧いただけます。
【八代北部浄化センター 八代市鏡町芝口551 TEL0965−67−7335】
八代市の下水は、汚水と雨水に区分され、そのうちの汚水を八代市水処理センターで処理しています。
水処理センターの役割を、Q&A方式でご紹介します。
Q
汚れた水を、どうやってきれいな水にしているのですか?
A
目に見えない微生物の力を借りてきれいにしています。
八代市水処理センターの反応タンクで汚水を浄化する微生物(活性汚泥)が働いています。
Q
活性汚泥とは何ですか?汚水を浄化する微生物には、どのようなものがありますか?
A
活性汚泥とは、空気中の酸素の力を借りて活発に働き、汚水の汚れ(有機物を多く含んでいる)を食べてくれる微生物を多く含んだ汚泥です。活性汚泥に含まれる微生物には、次のようなものがあります。
- バクテリア
- 原生動物(ツリガネムシ、ゾウリムシなど)
- 後生動物(ワムシなど)
上に挙げたような微生物の集合体が活性汚泥と呼ばれ、反応タンクで汚水と混合され、微生物の代謝作用により有機物が分解・除去されます。
Q
八代市水処理センターで発生する汚泥はどうしているの?
A
汚泥は、汚水を水処理センターで処理する際に発生し、センター内で脱水等の処理を行った後、業者に処分をお願いしています。平成28年度は、年間約2,800トンの汚泥が発生しており、肥料原料とセメント原料として全量有効利用を図りました。

Q
汚水が八代市水処理センターに入って処理され、八代海へ放流されるまでに、どれくらい時間がかかるのでしょうか?
A
水処理センターの通常の処理工程において、汚水の滞留時間は、流入汚水量により変動しますが、一般的に水処理センターに流入してから約24時間で処理されて、八代海へ放流します。