八代農業塾は、八代農業高校と八代市が連携し、「農業に興味がある方」「農業を始めたいと思っている方」のために、農業体験や農業に関する知識を提供する場を提供しています。第6期は「生物多様性のある圃場で持続可能な農業を考える」をテーマに、水稲栽培に取り組んでいます。
10月25日(土曜日)、八代農業塾(第6期)第6回講座「実技:販売体験」を、熊本高専八代キャンパスで開催しました。
当日は高専祭が開催されている中、会場の一室をお借りして、受講生たちがこれまでに栽培・収穫したお米を販売しました。
販売価格は3合500円。受講生たちは最初、販売班と袋詰め班に分かれ、それぞれの役割を担当しました。袋詰め班では、先日収穫した大切なお米を丁寧に袋に詰め、販売班は来場者に笑顔で声をかけながら販売を行いました。
途中からは、高専祭のステージや出店エリアを回り、「自然栽培で作ったお米、売ってまーす!」と元気に呼びかけながら販売活動を行いました。多くの方が足を止め、八代農業塾や自然栽培の取組に興味を持ってくださり、次々とお米を購入していただきました。
結果、当日販売予定だった分はすべて完売し、翌日分として準備していたお米もいくつか販売できました。
今回の販売体験を通じて、受講生たちは「生産から販売までの流れ」を学ぶとともに、地域の方々との交流を深めることができました。今後も実践的な体験を通じて、農業への理解と関心を広げてまいります。

次回の第7回講座では、「講義:農業の可能性」をテーマに、本市の若手農業者グループ「Fam Lab8」の方にお話を伺う予定です。受講生の皆さんには、地域農業の現状や新しい取り組みについて学ぶ貴重な機会となります。
【主催】
八代市担い手育成総合支援協議会
(八代市農林水産政策課内)