八代農業塾は、八代農業高校と八代市が連携し、「農業に興味がある方」「農業を始めたいと思っている方」のために、農業体験や農業に関する知識を提供する場を提供しています。第6期は「生物多様性のある圃場で持続可能な農業を考える」をテーマに、水稲栽培に取り組んでいます。
10月11日(土曜日)、八代農業塾(第6期)第5回講座「実技:収穫」を開催しました。
第4回講座は大雨災害の影響により12月に延期となり、第5回講座も、稲の生育状況を鑑み1週間延期しての開催となりました。
今回も第3回講座に引き続き、塚田農園の塚田美恵氏を講師にお迎えし、これまで受講生が育ててきた稲の収穫作業を体験しました。
まず、コンバインで刈り取ることができない田んぼの隅の部分を、鎌を使って手刈りしました。刈り取った稲は藁で束ね、田んぼの中央に集めて「かけぼし(天日干し)」を行いました。
昔ながらの自然乾燥させる伝統的な方法を実際に体験することで、手作業の大変さや稲作の工程の意味を学ぶことができました。受講生全員で記念撮影を行い、収穫の喜びを分かち合いました。
その後は、受講生全員が順番にコンバインに乗り込み、実際に操作を体験することで、大きな機械を動かす緊張感と達成感を味わいながら、機械化の重要性を体感しました。
受講生からは「自分たちで育てた稲を収穫できて感動した」「農業の大変さと楽しさを実感した」といった感想が寄せられました。
次回の第6回講座では「実技:販売体験」として、今回収穫したお米を熊本高専八代キャンパスで開催される高専祭にて販売する予定です。
持続可能な農業の実現に向けて、参加者一人ひとりが学びを深め、地域農業の理解と関心をより高めていけるよう、引き続き講座運営を進めてまいります。
【主催】
八代市担い手育成総合支援協議会
(八代市農林水産政策課内)