年末年始及び中華圏の旧正月の時期を迎えるにあたり、人の往来が増加することに加え、渡り鳥の飛来・滞在シーズンが続くことから、畜産関係者におかれましては、以下の対策を特に意識し、引き続き防疫対策の徹底及び強化並びに継続をお願いします。
◆畜産関係者等の海外渡航の自粛等について
① 畜産関係者については、アフリカ豚熱、口蹄疫等の発生地域や非清浄地域への不要不急の渡航を自粛すること。また、やむを得ず渡航する場合には、農場への立入りや家畜との接触を避けるとともに、帰国時には衣服や靴の消毒等、適切な防疫措置を行うこと。
② 外国人技能実習生等の外国人従業員を受け入れている畜産関係者等においては、日本への持込みが禁止されている肉製品等が外国人従業員の母国を含む海外からの携帯品や国際郵便物等によって持ち込まれることのないよう、外国人従業員への周知を徹底すること。なお、外国人従業員が受け取る国際郵便物等の中に動物検疫を受けていない肉製品等を確認した場合は、直ちに動物検疫所に連絡すること。
◆農場における病原体侵入防止対策の徹底について
① 衛生管理区域に入場する飼養者、獣医師、家畜人工授精師、飼料等の運搬事業者、集乳業者、家畜の導入・出荷に携わる者、工事事業者、生産者団体職員等の全ての者は、車両の消毒、専用の衣服及び長靴の着用、手指消毒等を徹底すること。
② 飼養管理に関係のない者が衛生管理区域及び畜舎へ立ち入らないよう、境界を明確化するとともに看板等により注意喚起を行うこと。
③ 野生動物の侵入防止のための防護柵や防鳥ネット、畜舎の壁・天井等に穴や破損箇所、隙間等がないか再点検し、不備等を認めた場合は直ちに改善を図るなど、現場の「隙」を埋めること。
④ ランピースキン病の流行が懸念される地域では特に、牛舎牛体の消毒・殺虫、幼虫対策、牛舎周辺の草刈り等のほか、農場から出る車両についても吸血昆虫防除の対策を講ずること。
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