シーラインが切り拓く“県南・天草新時代”
八代・天草シーライン構想推進大会が、12月15日に桜十字ホールやつしろで行われ、国、県、県議会、県南・天草地域18市町村、市町村議会、商工団体の関係者や一般の参加者など、およそ450人が出席しました。
八代・天草シーラインとは、県南地域と天草地域を横軸で結ぶ道路であり、令和3年に国および県が策定した新広域道路交通計画において構想路線に位置付けられています。シーラインが実現すれば、八代・天草間を片道10分で行き来することができ、産業・観光・防災などあらゆる面において多様かつ新しい価値が創出され、地域内での好循環が期待されます。
本大会では、国に対して早期事業化に必要な調査、検討に着手するよう求める決議が採択されたほか、一般社団法人日本プロジェクト産業協議会国土・未来プロジェクト研究会委員長の藤本貴也氏による「シーライン構想実現に向けた取り組みへの5つのメッセージ」と題した講演、民間期成会による意見発表などが行われました。
中村市長は「県南・天草地域の経済的な発展はもとより、地域の安全・安心を確保するため、シーラインは何としても実現しなければならないと考えています」とあいさつし、八代・天草シーライン建設促進協議会会長の木村敬熊本県知事は「八代・天草シーライン構想の推進には、私たち地元の熱意が大切です。この大会を機に、地元側から盛り上げて、私たちの熱意を国に届けていきましょう」とあいさつしました。
大会の終わりには、村川清則八代市議会議長の発声のもと、出席者全員で頑張ろう三唱が行われました。