将棋対戦アプリで高専プロコン最優秀賞を受賞
熊本高専八代キャンパスの学生チームが市長に結果報告
10/14(土曜日)、15(日曜日)に福井県で開催された「第34回全国高等専門学校プログラミングコンテスト(通称:高専プロコン)」で課題部門の最優秀賞を受賞した、熊本高専八代キャンパスの学生チームが、11月2日に市役所本庁を訪れ、中村博生市長に受賞を報告しました。
高専プロコンは、全国の高等専門学校生が日頃のプログラミングの経験を生かして、情報処理技術における優れたアイデアと実現力を競う大会です。「課題」「自由」「競技」の3つの部門で競い合い、その中の課題部門は、与えられたテーマに即した作品を制作し、その性能を競います。
課題部門に出場した八代キャンパスの学生チームは、本大会テーマの「オンラインで生み出す新しい楽しみ」に対して、「転生将棋 -新感覚中盤トレーニング-」という将棋対戦のウェブアプリを開発。自動生成された将棋中盤の局面をオンライン上で対戦するという斬新なアイデアと高い完成度により、予選を通過した全22作品の中から見事に最優秀賞を受賞しました。また、同作品は、NAPROC国際プロコン最優秀賞・文部科学大臣賞・情報処理学会若手奨励賞・電気情報通信学会若手奨励賞も受賞しており、非常に高い評価を受けています。
学生チームの宮本健太郎さん(八代キャンパス5年)は、「自分もよく将棋を指すが、序盤は定跡(最善とされる決まったさし方)があり、終盤を学ぶには詰将棋がある。ただ、中盤戦を練習できるツール等がないので、今回のアプリを開発しました。将棋を知らない方にもこのアプリで遊んでもらい、多くの人が将棋を好きになっていただけると嬉しいです」と話し、中村市長は「スマートシティやつしろの実現を目指す本市にとっても今回の快挙は、大変貴重で意義深いものです。心より祝福します」とお祝いの言葉を述べました。
▲熊本高専八代キャンパス学生チームのみなさん
転生将棋 -新感覚中盤トレーニング-
※公開は2024年3月まで