地域みんなで文化財を守る
第69回文化財防火デーに伴う防火訓練
文化財防火デーに伴う防災訓練が、1月26日に市指定有形文化財の白雲山医王寺(袋町)で行われ、八代消防署職員や市消防団員、地域住民などが参加しました。
これは、1月26日の文化財防火デーに合わせ、貴重な文化財を火災から守るとともに、文化財保護思想の普及を図ることを目的として、市と八代広域行政事務組合消防本部が開催したものです。
文化財防火デーは、昭和24年1月26日に奈良県の法隆寺の金堂が炎上し、壁画が焼損したことをきっかけに、火災などから文化財を守ろうと制定されたもので、毎年全国各地の文化財所在地で防火運動が実施されます。
水消火器を使った初期消火訓練をした後、本寺敷地内から出火したとの想定で、文化財に見立てた段ボールの運び出し、消防本部への通報から消火活動までの作業を確認しました。
同寺住職の有田盛芳さんは「線香など火の取り扱いは毎日気を付けているが、万が一の時には皆さんに協力してもらって寺を守りたい」と話しました。
▲水消火器での初期防火訓練
▲地域住民が協力して重要文化財を運び出した後、初期消火を行います
▲通報を受けた消防職員が駆け付け、消防団と連携して消火活動を行いました