見どころいっぱい お祭りでんでん館 展示紹介
【笠鉾展示】笠鉾松10月5日(日曜日)~11月8日(土曜日)
笠鉾松は、大宰府に左遷された菅原道真を追いかけてきた松、追い松が転じて「老松」となった松です。常緑樹である松は不老長寿の象徴、神が降り立つ木とも考えられていました。
笠鉾松は、かつては八角形で、最上部の飾りはクジャクだったことがわかっています。現在のように六角形で松の飾りになったのは、現存する部材の年号から江戸時代の文化2年(1805)だと考えられています。
【笠鉾松水引幕】10月21日(火曜日)~11月9日(日曜日)
「黒天鵞絨地向い双龍模様繍水引幕」
令和4年に制作された幕です。制作にあたっては、目や爪、剣などの材質、金糸の太さや綴じ方など、これまで使用されていた幕を元に試作し、専門家を交えた会議で検討を重ねて作業が進められました。
2匹の龍が向かい合ったり、円を描くような配置のデザインは、古くから用いられていました。この幕の尻尾から剣が出ている方が雄、珠を持っている方が雌です。
【お宝ギャラリー】 9月30日(火曜日)~12月21日(日曜日)
坂本町のくらしと芸能
今回の展示は、市立博物館と共同で坂本町の中でも鮎帰地区にスポットをあて、鮎帰地区の人々のくらしと伝承されてきた鮎帰地区雨乞い踊りについて紹介しています。
鮎帰地区は、坂本町東部に位置し、球磨郡五木村と隣接しています。標高約300~1000mの急峻な山々に囲まれ、集落は球磨川支流の油谷川と、そこに流れ込む日光川や登俣川といった川沿いを中心に点在しています。この地区の人々のくらしは、山の環境や資源を利用して行われてきました。
この地区で伝承された鮎帰地区雨乞い踊りは、太鼓と鉦を叩きながら踊る太鼓踊りで、以前は干ばつが起こった際に、神に雨を願う雨乞いの儀式として踊られていました。
★★お祭りでんでん館★★
◆展示棟開館時間 9時00分~17時00分 (入館は16時30分まで)
◆休館日 月曜日(月曜日が祝日・休日の場合はその翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
◆観覧料無料
◆問い合わせ先 0965-37-8737
八代市西松江城町1-47