八代市立博物館では、これまで「ヤツシロソウ保存研究所」の蓑田澄雄さんから苗をご提供いただき、博物館の野外展示場で栽培し、開花の時期に公開し、市民の皆様に楽しんでいただいてきました。
昨年春、蓑田さんがヤツシロソウ栽培の後継者を育成したいと八代農業高校泉分校へ相談。その後、八代農業高校泉分校は試行錯誤しながら約1年をかけて栽培技術を習得され、初めて仕立てた苗80鉢が、5月9日、博物館へ贈呈されました。
贈呈式では、まず八代農業高校泉分校グリーンライフ科3年生の押方帆久斗さんから、「種まきや鉢上げを行ったが非常に難しい作業だった。大事に育ててほしい」と挨拶の後、同科3年生の吉村遥斗さんから松井葵之館長へ苗が渡されました。
贈呈されたヤツシロソウの苗は博物館の屋外展示場に定植され、6月中旬から7月上旬頃に紫色の花を咲かせます。
▲贈呈式