優秀な建築家やデザイナーの才能・アイデアを結集し、機能面・デザイン面に優れた後世に残る文化的資産を創造するため、熊本県では「くまもとアートポリス」が推進されています。
その一環として優れた建造物等を表彰する制度があり、この度、お祭りでんでん館が令和3年度の「くまもとアートポリス推進賞」を受賞しました。
【建物の特徴】
○鉄筋コンクリートの直線的躯体と木造屋根の柔らかい曲線の融合
○祭りの出し物である「笠鉾」の木組み(構造)をイメージした屋根の骨組み
○笠鉾の組立や展示をはじめ日常的に市民が集える高くて広い屋根下空間
○八代城跡や博物館など周辺環境をつなぐ場所、つなぐ道をイメージ
【審査で評価された点】
○八代城跡、厚生会館、裁判所などの周辺環境に加え、今回建築した伝承館を2棟に分棟することで意図的にその間に「道」をつくりだす
配置計画が優れている
○その道を形成する両脇の「街並み(うねりながら連なる木造屋根)」にデザインの力点を置いている
○建物を設計しつつも、それがつくりだす外部空間に設計の焦点を当てたところにこの建築の挑戦と成果がある
【設計者】
平田 晃久(株式会社平田晃久建築設計事務所)
【施設案内】
〒866-0863 熊本県八代市西松江城町1番47号 マップ(外部リンク)
TEL 0965-37-8737 FAX 0936-37-8738
開館時間:展示棟 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
会議棟 午前9時~午後10時
観覧料 :大人300円(240円)、高大生200円(160円)、中学生以下無料
※( )は20人以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの人と介添者1名は無料
休館日 :月曜(ただし、月曜が祝日等の場合はその翌日)