

Vol.2 「たばくまんに」ついて考える(パート2)
前回のとまみの畑では、たばくまん(※)に甘いものを食べる人が多いというお話をしましたが、メタボの方に「どうして甘いものを食べるの?」と尋ねると「疲れが取れるからね~」とよく言われます。“疲れる”ということは、体に疲労物質の乳酸が溜まった状態をいいます。甘いものでは体の乳酸は減りません。「疲れたな~、もっと甘いものを食べよう!」を繰り返してしまうとかえって夏バテになりやすくなってしまいます。また、取りすぎた甘い物の糖質は脂肪として蓄えられ、肥満やメタボにつながります。
では、肥満やメタボが気になる人はどうしたらいいのでしょう?肥満予防のための間食は、1日に80kcal程度と言われています。一口チョコなら3粒、手のひらサイズのまんじゅうなら1月2日個、クッキーなら2枚位です。市販のお菓子には成分表示が載っているので、エネルギー量等をチェックしてみましょう。「この量じゃ物足りないなあ~」という人は、煎り大豆や素焼きアーモンド等などの噛み応えがあり満足感を得やすい食品がおすすめです。その他に、果物・いも類もよいですが、食べ過ぎには注意してくださいね!
※「たばくまん」とは おやつ。朝食と昼食の間や、昼食と夕食の間に簡単な食事をすること。(出典:八代の方言 八代市老人クラブ連合会編)

印刷用 Vol2.「たばくまん」について考える(パート2)
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健康コラム「とまみの畑」 