近年、四国や近畿地方、九州地方においてメリケントキンソウが繁殖拡大しており、人やペットへの被害情報が挙がっていました。
このメリケントキンソウが市内公園においても平成22年に初めて繁殖しているのが確認されております。
メリケントキンソウは、南アメリカ原産のキク科の一年草で、草丈5〜10㎝と低く、地面をはうようにして、日当たりのよい場所に生えている帰化植物です。芝などにまぎれていることが多く見られます。
5月〜7月にかけて繁茂し、2mmほどのカブトガニのような形をしている硬いトゲを持つ種子をつけます。
この植物の上に手をついたり、裸足で踏んだりすると皮膚にトゲが刺さってケガをする恐れがあります。
管理者においても、発見し次第除草する等対応は行なっておりますが、公園利用者におかれましても必ず靴を履くなど十分注意してください。
また、メリケントキンソウは、このトゲで靴底やタイヤに刺さって別の場所に種を運んでもらい繁殖域を拡大させています。靴底などに種が刺さっていないか普段より注意して確認していただき、刺さっていた時は種を取り除き、ゴミとして処分してください。
公園内及び他地域への繁殖拡大防止にご協力をお願いします。