「エコアクション21」について~環境経営のためのマネジメントシステムを導入してみませんか~
1.「エコアクション21」とは
環境省が策定した環境への取組を行う事業者の認証・登録を行う環境マネジメントシステムです。
事業者が環境配慮について取り組む仕組みを作り、継続的に改善し、結果を公表するための方法が「エコアクション21ガイドライン(2017年4月.環境省)」(外部リンク)に示されています。
2.「エコアクション21ガイドライン」の趣旨
2015年の国連サミットで採択された「SDGs」(持続可能な開発目標)や「パリ協定」などをふまえ、多くの大手企業はいち早く「環境」を経営の重要な要素として取り込み、環境への取組を加速させていますが、中小事業者にとっても、自らの事業を発展させるチャンスです。
「エコアクション21ガイドライン」は、事業者が経営の中に「環境」への取組みを位置付けることで、事業者の成長を加速させ、進化を最大化できることを念頭に策定されています。
3.「エコアクション21」に取り組むメリット
(1)経営力向上、組織の活性化ができます
「環境経営方針」の策定や、従業員間の役割分担の明確化と経営者による具体的な行動を伴う統括などにより、経営者と従業員、従業員間の相互理解と交流が進み、経験や能力、意欲が向上し、組織を活性化できます。
(2) 様々な顧客からの要望に応えることができます
関係企業・取引先との協働による二酸化炭素排出量の削減や、環境関連法規に係るコンプライアンスの徹底の求めに応え得るしくみです。
(3) 取組項目が明確で、効果的・効率的に取組を進めることができます
現代の環境経営に必須の要素を統合した仕組みで、事業者の実務負担に配慮し、把握が必須な環境負荷項目と、必ず取り組むべき活動を定め、最小限の工数で効果をあげることができます。
(4) 環境経営レポートで、自らの取組を発信できます
環境コミュニケーションも重視した仕組みで、レポートの作成と公表により、多くの関係者と相互理解を深め、事業者への信頼を高めることができます。
(5) 第三者による認証・登録制度を有し、社会的信頼を高めることができます
第三者による認証・登録制度を有した仕組みであり、認証・登録を受けることで、事業者はエコアクション21の取組に対して社会的信頼を得ることが可能となります。
また、事業者は、エコアクション21審査員から、審査の一部として、取組レベルを向上させるための助言を受けることもできます。
さらに、多くの金融機関で、エコアクション21に取り組む事業者への低利融資制度が設けられています。
★詳しい情報は、下記のホームページをご覧ください。
「エコアクション21中央事務局」(外部リンク)