熱中症対策に資する現場管理費の補正の試行について
「本市発注の土木工事受注者の皆様へ」
近年の夏季における猛暑日などの気候状況を考慮し、工事現場の熱中症対策に掛かる経費に関して、下記のとおり現場管理費の補正を試行することとしました。
1.用語の定義
(1) 真夏日
日最高気温が30度以上の日をいう。
ただし、夜間工事の場合は作業時間帯の最高気温が30度以上の場合とする。
(2) 工期
工事の始期から工事の終期までの期間で、準備期間、施工に必要な実日数、不稼働日、後片付け期間の合計をいう。
なお、年末年始6日間、夏季休暇3日間、工場製作のみを実施している期間、工事全体を一時中止している期間は含まない。
(3) 真夏日率
以下の式により算出された率をいう。
真夏日率 = 工期期間中の真夏日 ÷ 工期
2.対象工事等
(1) 対象工事
八代市建設部発注の土木工事で主たる工種が屋外作業である工事を対象とする。
ただし、工場製作工を含む工事は当該期間を工期から除くものとする。
(2) 対象地域
全ての地域を対象とする。
3.積算方法等
(1) 補正方法
現場管理費の補正は、工期中の日最高気温の状況に応じて補正値を算出し、現
場管理費に加算する。なお、補正は変更契約において行うものとする。
補正値(%) = 真夏日率 × 補正係数※
※ 補正係数:1.2
(2) 現場管理費
対象純工事費 ×( (現場管理費率 × 補正係数)+ 補正値 )
4.適用
令和元年(2019年)4月1日以降に当初契約締結を行う建設工事から試行を適用する。
なお、令和元年(2019年)4月1日以降に当初契約締結が行われた既契約工事においても、変更契約を行う工事から試行を適用できるものとする。
5.その他
気温の計測方法等については、別紙「熱中症対策に資する現場管理費の補正にあたっての考え方」によるものとする。
- 別紙1 (PDF:499.9キロバイト)熱中症対策に資する現場管理費の補正にあたっての考え方
- 別紙2 (PDF:346.1キロバイト)気温管理の例
- 資料1 (PDF:153.6キロバイト)本試行のイメージ
- 協議書(基準日)の例 (PDF:56.9キロバイト)H31.4.1~適用日までに契約を締結した工事が本試行を適用する場合(4.適用 なお書きに当てはまる工事)は、基準日の設定を必要とします。
- 協議書(〆の基準日)の例 (PDF:60.4キロバイト)最終変更にて試行を適用するために〆の基準日を設定するようにしております。
- 指示書の例 (PDF:65.6キロバイト)発注者から受注者へ発出する指示書の例です。