今年の豊作を祈願
御田植祭
1月3日、八代神社で「御田植祭」が行われ、農家ら約100人が集まり、今年の五穀豊穣を祈願しました。
これは、江戸時代から300年続く伝統行事です。午前7時から拝殿で神事が行われ、小林綠郞宮司らが、カシの枝を「鍬」に、松の葉を「苗」に見立て、田起こしから苗植えまでの所作を執り行いました。
神事で使われたカシの枝や松の葉、拝殿に供えられた榊は、田畑に供えると作物がよく育つとされていることから、集まった農家の人たちは、神事が始まる前から回りを囲み、取り合うその瞬間を今か今かと待ち構えていました。
い草と水稲を作り、同神事に50年以上参加している南平和町の瀬海二男さんは「昨年は天候不順で良くなかったので、今年は昨年以上に努力して、良い年にしたい」と新年の抱負を語りました。
苗に見立てた松の葉で苗植えの所作