12月12日、厚生会館大集会室で「絵巻で学ぶ妙見祭の歴史と民俗講座」の8回にわたる講座が最終回となり、約50人の受講者が熱心に耳を傾けました。
これは、八代妙見祭活性化協議会がユネスコ無形文化遺産登録を目前に控え、8月23日から4ヵ月にわたり、江戸期に描かれた「妙見宮祭礼絵巻」等の資料を題材として、国指定重要無形民俗文化財「妙見祭の神幸行事」の歴史と民俗に関する講座として開催したものです。
最後の回は、「妙見宮祭礼絵巻に見る民俗」と題して、別府大学 段上達雄教授の講演があり、「八代妙見祭の特徴は、松井家の武士と八代の町民が一体となって、お互いを補完する形で祭事が進められている、そのコンビネーションが素晴らしい」と他の祭りと比較しながら話が進みました。
この講座の全てを受講した本野町の福田淳子(あつこ)さんは「久しぶりに帰郷し、子供の頃から見ていた祭りを深く知ろうと思い受講しました。時間が取れたらガイドにも挑戦したい」と語りました。
最後に、八代工業高校の協力を得て12月2日に撮影された祭礼絵巻の高画質映像のお披露目もありました。
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▲妙見祭の素晴らしさを語る別府大学 段上達雄教授