アーケードを中高生が集う場所に　県立大学「PUK CAFE」

　熊本県立大学 総合管理学部 澤田研究室の学生9人が、本町2丁目アーケード「たまりんば」で12月27日、28日の2日間限定の店「PUK(プク) CAFÉ(カフェ)」を開きました。

　これは、同研究室の学生が、本市の中心商店街の活性化をテーマとした研究の一環として実施したものです。

　同研究室は、3年前から市や商工会議所とタイアップして調査・研究を行ってきており、初年度は「中心市街地活性化の方策」を検討し、そこで出されたコミュニティ施設設置の提案が、「たまりんば」として実現しました。2年目は「中高生に魅力あるまちづくり」をテーマに調査し、学生が気軽に立ち寄れる場所が必要との検討結果から、3年目の今年はその結果を検証するための試験店舗としてPUK CAFÉを開設しました。

　この日は、温かい飲み物とお菓子のセットが100円で提供され、買物客や学生が立ち寄り、おしゃべりを楽しんだり、勉強や読書をしたりする姿が見られました。

　また、同時にアンケート調査も行われ、今後、商店街の利用客増加につなげるための基礎資料とすることにしています。これらを基にした研究成果は、2月に関係者を集めて発表される予定です。