11月21日、八代港コンテナターミナルで、「八代港保安対策総合訓練」が実施され、約30人が参加しました。
係員の制止を振り切ってコンテナヤードに侵入した不審者の制圧訓練では、関係者の避難後、通報により駆け付けた2人の八代警察署員が不審者と格闘の末、逮捕。また、岸壁に接近してきた不審船の海上での制圧訓練では、海上保安庁の巡視艇「なつかぜ」がサイレンを鳴らしながら不審船を追跡し制圧しました。
八代警察署の米満徹警備課長は、「八代港には今年7万5000トン級のクルーズ客船が入港し、来年は8万トン級の客船が入港する話もあり、注目を集めています。近年パレスチナなどの情勢も不穏で国際テロの危険もないとは言えません。事件の発生に常に備えることが保安には大切です」と講評しました。
訓練に参加した八代港運㈱の大橋潤さんは、「訓練を重ねるだけで現実にならないのが一番です」と気を引き締めていました。
不審者を取り押さえる八代警察署員
不審船を追尾する巡視艇「なつかぜ」