たくさんの子どもたちに読んでほしい
「クリぞう」プロジェクトチームから絵本の贈呈
11月2日、一般社団法人普久原未来のための事業団の有田英樹さん、崇城大学芸術学部の学生らで構成する「クリぞう」プロジェクトチームの7人が市役所千丁支所を訪れ、北岡博教育長に絵本「クリぞう」を贈呈しました。
この絵本は、戦時中に疎開した人たちの経験や思いを後世に受け継いでいきたいとの思いから同事業団と同大学が連携して約半年間かけて制作されたもので、熊本に疎開してきた沖縄の子どもたちと地元の子どもたちとの交流が描かれています。
すでに市内の小学校と図書館に計334冊が寄贈されており、有田さんは「父親が千丁町に疎開していたので、ぜひ八代に寄贈したいと思っていました」と話し、作画に携わった前田紗季さん(同大学3年)は「昔の写真やインタビューから当時の様子を想像して描いたのでたくさんの子どもたちに読んでほしい」と話しました。
北岡教育長は「すばらしい絵本をありがとうございます。戦争を知らない子どもたちが戦争の悲惨さを学ぶ歴史学習の本として有効に活用させていただきます」とお礼を述べました。
▲作画は4人で分担して完成させました
▲プロジェクトメンバーと北岡教育長(左奥)