顔認証技術を用いた避難状況リアルタイム把握を目的とした実証実験
顔認証技術を用いて避難所の避難者情報をリアルタイムで把握する実証実験が、10月30日に宮地校区住民らの協力のもと、宮地小学校体育館で行われました。
これは、熊本県と八代市、株式会社NTTドコモ九州支社が6月に締結した「災害時における通信確保・被災者支援 災害対応に資するDX推進に向けた連携に関する基本協定」に基づき、避難所運営の効率化を目的として、同日開催の宮地校区住民参加型防災訓練に合わせて行われたもので、全国初の試みとなります。
事前に顔写真を撮影し必要な情報の登録を済ませておき、避難所として想定された同小学校に入室する際に、AI顔認証ソフトウェアで顔認証を行うことで、誰がいつ入室し、現在何人避難しているかなど、避難所のリアルタイムの状況を瞬時に把握することができます。これにより、災害時の迅速な避難・救助活動を行うことにつながります。
中村博生市長は「ICTを用いた技術を導入し、避難所運営を円滑に行えるようになることを期待しています」と話しました。
▲ 顔写真を撮影し登録を行う参加者
▲入口に設置されたスマートフォンで顔認証を行う参加者