地域で守り続ける地蔵堂
東町の川原地蔵堂で秋祭りの準備
10月23日、宮地地域の東町にある八代市指定有形文化財の川原地蔵堂の清掃と24日の秋祭りを前に、住民7人が集まり約40年ぶりにお堂内を清掃したり、祭りののぼり旗や提灯などを飾ったりしました。
川原地蔵堂は150年以上前に立てられ、貴重な茅葺屋根のお堂として昭和58年に有形文化財となりました。さらに、同地蔵堂に祭られている木造地蔵菩薩坐像も昭和57年に有形文化財に指定されています。
同地蔵堂は、地域の貴重な財産として川原地区8世帯の住民で清掃活動や祭りなどが行われており、今年は18年ぶりに茅葺がふき替えられました。
区長の松田喜一さんは「お堂の外は毎日清掃しているが、今年は屋根も地蔵さんもきれいにできてよかった。貴重な文化財としてこれからも地域で守っていきたい」と笑顔で話しました。
▲お堂内に祭られていた8つの仏像を慎重に運び出し
▲化粧筆やスポイドを使って40年分のちりやホコリを払いました
▲市立博物館の学芸員も駆けつけて仏像の情報を収集
▲祭り用の飾りも取り付けました
▲川原地区の皆さんと石原浩学芸員