また、要望項目の一つである「八代・天草架橋建設促進」に関しましては、「八代・天草架橋建設促進期成会」として、本市を含む7市町村長と八代・天草の両民間期成会とともに、国土交通省の事務次官・技監をはじめ、地元選出議員の皆様方に対し要望活動を行い、八代・天草両地域の人流・物流を活性化し、県南をはじめ県全体の地域振興にとって不可欠な八代・天草架橋の実現が1日も早く進みますようお願いをさせていただきました。
いずれも、本市にとりまして喫緊の課題ばかりであり、早期解決を目指して、今後も粘り強く要望活動を継続してまいりたいと考えております。
次に、10月29日から今月1日まで、本市の友好都市であります中国北海市から外事僑(がいじきょう)務(む)・港澳(こうおく) 事務(じむ)弁(べん)公室(こうしつ) の 周(しゅう) 副主任を団長とする中学生9名を含む訪問団15名が本市を訪問されました。滞在中は、市内中学生との交流や着物着付け体験などとともに、国際交流ボランティアとしてご協力いただいた市内6家族でのホームステイを通じて和食文化などの体験をされました。
また、本年4月に、台湾基隆市を訪問し、友好交流協定を締結させていただいたことへの答礼として、12月11日から12日まで、基隆市の林市長をはじめとする30名の方が本市を訪問されます。12月12日には、本市議会による歓迎式典、林市長の演説も予定されております。
今後も様々な交流を通じて、本市の国際化に向け取り組んでまいります。
次に、今月30日から、第17回「女子ハンドボールアジア選手権大会」が開幕します。来年に控えた「2019女子ハンドボール世界選手権大会」のアジア予選を兼ね、本市を含む県内3会場で開催されます。本市としましても、来年の世界大会への弾みとなる重要な大会と認識しており、万全の体制で臨むこととしております。会場となる八代市総合体育館では、日本代表、通称おりひめジャパンを始め、12月5日までに全10チーム、10試合が開催されます。来年に迫った世界選手権大会の出場枠を争う、アジア各国の白熱した戦いが間近で観られる貴重な機会でありますので、ぜひ、多くの方々に観戦していただき
たいと思っております。
次に、企業立地関連では、9月に、西田精麦 株式会社と、また今月22日には、YKKAP 株式会社と「工場増設に関する協定」を締結いたしました。これで、本日現在、7件の協定締結となっており、平成17年の本市合併以降、年間でこのように多数の協定の締結は初めてのことであります。
今後も、熊本県と連携しながら、積極的に企業の誘致および振興に取り組み、雇用の創出や産業の活性化によって、本市経済の発展につなげてまいりたいと考えております。
次に、市の政策や重点事業の進捗を報告し、市民の皆さんのご意見を市政運営の参考とするため開催してまいりました「みんなと未来を語る市政懇談会」が11月9日に終了いたしました。
7月から11月にかけて市内全21地域を訪問し、約1,200人の市民の皆さんにご参加いただき、市政報告として私から重点事業の説明を行いました。市民の皆さんからは、防災や新庁舎建設、インバウンド対策、人口減少対策など、幅広い分野について様々なご質問やご要望をいただきました。
今回、私が市長に就任して初めてとなる懇談会でありましたが、市民の皆さんと直接対話させていただき、生の声をお聞きすることができましたことは、大変ありがたく、今後、市政運営を進めるうえで大変価値のある懇談会でありました。
本懇談会の開催にあたりまして、ご尽力いただきました地域の皆様、また、ご参加いただきました議員各位にこの場をお借りしまして心より御礼申し上げます。
続いて、各種イベント等につきまして、ご報告いたします。
まず、10月20日に開催しました「第31回やつしろ全国花火競技大会」は、3年ぶりの天候にも恵まれ、約30万人のお客様に、1万4千発の花火を楽しんでいただきました。今年は、やつしろ全国花火競技大会に合わせ、クルーズ船「にっぽん丸」がツアーを組まれ、八代港に入港された皆様も大変満足されたとのことでした。
次に、「八代妙見祭」関連行事ですが、一昨年の「ユネスコ無形文化遺産」登録後、ますます活気ある行事となりました。今月11日に本町アーケードで開催されました「ちびっこ妙見祭」から始まり、18日は、笠鉾4基の組み立ての様子を見て回る「笠鉾組み立て見学ツアー」が開催されました。22日の「御夜(ごや)」では、「笠鉾」の展示や「御朱印めぐり」等が行われ、大勢のお客様により、にぎわいを見せたところであります。