皆さん、おはようございます。
先月の28日に、福岡管区気象台は、熊本県を含む九州北部地方が梅雨入りしたとみられると発表いたしました。去年より23日早く、平年より8日早い梅雨入りであります。
昨年は、福岡県と大分県で発生いたしました九州北部豪雨では、多くの方が犠牲となられ、家屋の全半壊や床上浸水の他、大きな被害が発生し、本市におきましても、大雨や台風の影響により、道路の路肩崩壊、河川の護岸崩壊などの被害が複数回発生いたしました。
これから、台風シーズンが終わります11月頃まで、気を抜くことなく、できる限りの対策を講じていかなければならないと考えております。
それでは、議案の提案理由の説明に先立ちまして、最近の市政の動向について、ご報告申し上げます。
はじめに、4月18日から21日までの3日間、台湾の基隆市を訪問し、中国の北海市に続く、2都市目となる｢友好交流協定｣を締結してまいりました。式典後の共同記者会見では、台湾全土のマスメディアの方々へ、八代市の魅力やイベント等について精力的にPRし、八代市へお越しいただくことを呼びかけてまいりました。 今後は、今回の｢友好交流協定｣の締結を契機といたしまして、産業、文化、スポーツ、観光、教育など、様々な分野の交流を更に強めてまいりたいと考えております。
次に、今年度より供用を開始します港町の「八代市環境センター」の愛称が決定いたしました。
昨年、市内の小中学生から募集しました 1,185点の応募の中から、最優秀賞の｢エコエイト｣に、八代独自の愛称となるように、ひらがなの「やつしろ」を加え、「エコエイトやつしろ」に決定いたしました。
「エコエイトやつしろ」は、今週の7日に火入れ式を行った後、7月2日から、ごみの受け入れを開始いたしまして、10月に、竣工式を予定しております。これによりまして、7月2日以降は、中北町の清掃センターおよび氷川町のクリーンセンターへのごみの持ち込みができなくなりますので、市民の皆様に対する周知活動に力を入れているところであります。
次に、今後も増加が期待されます大型クルーズ船の乗客をはじめ、海外からの観光客に対します本市独自の取り組みとして、4月に、庁内の関連部局や一般社団法人DMOやつしろ とで、「おもてなしプロジェクトチーム」を立ち上げました。
これは、外国人を始めとする旅行者への更なるおもてなしの向上や、八代の魅力度アップを目的として、民間企業・団体とも連携し、八代地域全体で、ハード事業およびソフト事業の両面から取り組みを推進するものであり、今月前半を目途に、今後の取り組みをとりまとめた「八代おもてなしプラン(仮称)」を策定いたします。具体的には、｢くまナンステーション｣設置等のハード事業のほか、外国人観光客に古き八代の雰囲気を楽しんでいただく｢和服DE(で)本町 大作戦｣と銘打ったソフト事業も計画しております。
次に、「健康づくり応援ポイント事業」を開始いたしました。
これは、特定健診やがん検診等の受診を促進するとともに、市民の皆さんが自発的に実践する健康運動など、健康づくりへの積極的な取り組みを支援するもので、各種健診の受診やウォーキングなどに取り込むことでポイントを付与し、ポイントを貯めますと、抽選で本市の特産品などがプレゼントされるもので、市民の皆さんの健康意識がさらに高まっていくことを期待しております。
次に、株式会社 セブン-イレブン・ジャパンと「高齢者見守り活動に関する協定」を締結いたしました。
これは、セブン-イレブン各店舗で実施されている配達サービス中に、何らかの異変や、支援が必要な高齢者を確認した場合に、その状況を本市に直ちに連絡していただくもので、高齢者の方々が、住み慣れた地域で安心して暮らしていくための支援になることを期待しております。
次に、2件の「工場の新設に伴う立地協定」を締結いたしました。まず、4月に、弁当・惣菜製造の県内最大手、株式会社ヒライホールディングと、5月には、最先端のIT関連企業の、MIRAIBAR(ミライバー)株式会社と協定を締結いたしました。
今後、雇用の創出や本市における産業の活性化のため、熊本県とも連携しながら、可能な限りの支援をさせていただきます。
次に、5月8日に、「平成31年度 全国高等学校総合体育大会 八代市実行委員会」を設立いたしました。
これは、高校生最大のスポーツの祭典である同大会が、平成31年度は、通称「南部九州インターハイ」として開催されることに伴うもので、本市では、バドミントン競技、アーチェリー競技の2競技が行われ、その開催準備ならびに大会運営のため設立されたものであります。
本市の生徒はもとより、全国の高校生の活躍を期待しております。
また、スポーツ関連では、市民の皆様を始め、関係者の皆様方に大変ご心配をお掛けいたしました、「女子ハンドボール世界選手権大会」が、本市を含む「県北、県央、県南」の3つの都市で開催される運びとなり大変うれしく思っております。ご尽力いただきました関係各位にこの場をお借りして、心から御礼を申し上げますとともに、本大会が、すばらしい大会となりますよう、万全の準備を進めてまいります。
次に、「八代港の新コンテナターミナル」が供用開始となりました。
昨年7月の大型ガントリークレーン設置に続き、新コンテナターミナルの供用が開始されることで、八代港における新たな貨物の取扱いや貨物量の増大が大いに期待されるところであります。本市といたしましては、さらに、八代港の積極的なポートセールス活動に取り組み、航路誘致や新たな貨物の確保につなげてまいりたいと考えております。
次に、最近開催いたしました各種イベントについて、ご報告いたします。
まず、熊本地震の前震発生日から、丁度2年目にあたる、去る4月14日、厚生会館におきまして、八代市と株式会社フジテレビジョンの共催による「熊本地震復興祈願 めざましLIVE(ライブ) COUNTORY(カントリー) TOUR(ツアー) 2018(にせんじゅうはち) in(イン) YATSUSHIRO(やつしろ)」を開催いたしました。
これは、八代高校の生徒さんが震災復興も含め考えられた、「八代市活性化プラン」が開催のきっかけとなり、実現につながったもので、当日は、あいにくの天気にもかかわらず、熊本地震の被災地からご招待した100人の皆さんも加わり、会場内は満員の大盛況となりました。
続いて、5月11日から13日までの3日間にわたって、「九州国際スリーデーマーチ」を開催いたしました。
初日には、本市ご出身の八代亜紀さんにも、大変お忙しい中、駆けつけていただくなど、今年は、世界14カ国、40都道府県から、延べ1万7千人を超える方々にご参加いただき、盛況のうちに終了することが出来ました。
次に、「地域イベント」として、5月27日、鏡文化センターを中心に「ふる郷愛鏡祭」が開催されました。
市内外から、1万5千人を超える来場者があり、地元の農産物を使った「食のフェスティバル」や名物の「畳投げ大会」、｢愛鏡ポテトいも掘り体験｣に加え、関連イベントとして「ジョギングフェスティバル」や「古希ソフトボール大会」「四半的弓道(しはんまときゅうどう) 鏡大会」なども開催され、大変、盛り上がりました。
また、昨日、6月3日は、「平家いずみ お茶まつり」を開催しました。
今年も、「お茶」や「ヤマメの塩焼き」などの特産品販売、「源平合戦(かっせん)絵巻」や「手炒(てい)り釜(がま)体験」、「ものまねショー」などに5千人が来場され、大いに賑わいました。
今後も引き続き、千丁いぐさの里まつり、東陽しょうが祭、坂本ふるさとまつりなど、それぞれの地域の特色を活かした、魅力ある地域イベントを開催してまいります。
以上、市政の動向について、述べさせていただきました。