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H29.6.5市長メッセージ

最終更新日:
市民の皆様へ

昨年4月の熊本地震から1年が経過いたしました。

震災直後から比べますと、市民の皆様の生活も活気を取り戻しつつありますが、その一方で本庁舎の被災によります仮設庁舎での対応や体育施設の使用停止など、現在も、市民の皆様にご不便やご迷惑をおかけしている状況です。

本市といたしましても「八代市復旧・復興プラン」に基づき、被災施設の復旧と創造的復興に向けて、着実な取り組みを進めますとともに、市民の皆様の安心安全な生活の確保に全力を挙げてまいります。

6月議会

 それでは最近の市政の動向についてご報告申し上げます。

はじめに、3月26日、都市計画道路・南部幹線のうち、一級河川南川を渡る橋として整備が進められてきた「南川大橋」が完成し、記念式典が行われました。

南部幹線は市と県で施工区間を分担して整備するもので、中心市街地や重要港湾八代港と南九州西回り自動車道の八代南インターチェンジ、国道3号を結ぶ幹線道路として県南地域の経済・産業の発展、観光振興に欠かせない路線であります。

このうち南川を挟む市施工区間が平成9年の事業着手から20年間の期間を経て、無事供用開始となりましたことは本市にとりまして誠に喜ばしいことであります。これまでご協力いただきました多くの関係者の皆様方に対しまして、改めて感謝を申し上げますとともに、この「南川大橋」が今後、本市の復旧・復興に向けての「かけ橋」となることを期待しております。

 南川大橋完成式典

次に、いぐさの収穫機であるハーベスタの生産が再開され、そのお披露目会が3月27日熊本県庁にて行われました。

ハーベスタはいぐさ生産には必要不可欠な機械でありますが、いぐさ生産者数の急激な減少などの関係で平成20年を最後にその生産が中止されておりました。

そのため、熊本県や本市をはじめとする行政と「JAやつしろ」や「熊本県経済農業協同組合連合会」などの生産者団体が連携し、メーカーであります「株式会社クボタ」に産地の現状などを伝え協力をお願いしてまいりました結果、今回の再生産につながったものでございます。

「新型いぐさハーベスタ」の発売は、生産者をはじめとするい業関係者や関係市町にとりましても、大変明るい話題であり、い産業の発展につながるものと期待しております。

今後も国・県や関係団体と連携し、生産者の方々が安心して、いぐさ・畳表の生産を続けていけるような環境整備を行い、国内産の砦である八代のい産業を守ってまいりたいと考えております。

いぐさハーベスタ 

次に、3月29日から八代城址のお堀において、DMOやつしろ主催によります「遊覧船・人力車」の運行を開始いたしました。

これは、大型クルーズ船の八代港への寄港増加や八代妙見祭のユネスコ無形文化遺産登録を契機として、外国人観光客や国内観光客の中心市街地への誘客に向けてDMOやつしろが実施するものであります。

今後、八代城址の景色とともに情緒あふれる「遊覧船」と「人力車」が、観光客のみならず地域にも愛され、光り輝く観光素材となることを期待しております。

 お堀舟巡り

 

人力車

次に、本市における住民自治推進のため、4月1日から各校区の公民館などを新たに、コミュニティセンターとして開設いたしました。

これにより地域の皆さんの交流やふれあいの場、地域課題の解決や活動の場としてご活用していただくことで、さらなる住民自治の推進が図られるものと考えております。

また行政といたしましても、各地域の活発なまちづくりの取り組みを支援してまいります。

 

次に、「定住自立圏形成協定」を締結しております本市と氷川町、芦北町により4月21日に「シトラス観光圏推進協議会」を設立いたしました。

この協議会は、「インバウンド」と「国内観光」の両輪による観光振興を図るため、柑橘系という括りで圏域一体となって「歴史」・「文化」・「自然」・「食」などのプロモーションを行っていくことで、他地域との差別化を図り、交流人口と消費の拡大によります地方創生の取り組みを総合的・戦略的に進めていくものです。

今後1市2町が一致団結して観光地づくりを進め、本圏域がより一層の発展を遂げることができますよう取り組んでまいります。

 

次に、5月4日に富山県南砺市で「全国・山・鉾・屋台保存連合会総会」、並びに「ユネスコ無形文化遺産登録認定書伝達式」が開催され、「八代妙見祭」に対しましても、文化庁長官から登録認定書が授与されました。

世界の宝となった「八代妙見祭」を後世に引き継いでいくために、今後も尽力してまいる所存であります。

ユネスコ無形文化遺産登録認定書伝達式

ユネスコ無形文化遺産登録認定書1

また、ユネスコ無形文化遺産登録を記念して、5月13日、14日の二日間、福岡市におきまして「祭 WITH THE KYUSHU」が開催され、「八代妙見祭」からも「亀蛇」と「笠鉾」の「菊慈童」「蜜柑」が特別巡行を行ないました。

このイベントは、「八代妙見祭」をはじめ、「博多祇園山笠」や「唐津くんち」など、九州各地域で永く受け継がれ、ユネスコ無形文化遺産の認定を受けた五つの祭りが、一堂に集結して、それぞれの祭りのPRを行ったものです。

イベント当日は、福岡市役所周辺で大勢の見物客が賑わう中、「妙見祭保存振興会」の皆さんが本番さながらのパフォーマンスを披露され、「八代妙見祭」の魅力を広くPRすることが出来ました。

今後も、国内外に「八代妙見祭」の情報・魅力を発信し、本市の観光振興や活性化につなげてまいります。

 

祭 WITH THE KYUSHU1


祭 WITH THE KYUSHU2

次に、最近開催いたしました各種イベントについて、ご報告いたします。

まず、5月12日から14日までの3日間にわたり、「九州国際スリーデーマーチ」を開催いたしました。

 あいにく初日は雷雨となり、大雨洪水警報が発令されたためウォーキングは中止といたしましたが、2日目と最終日は見事な五月晴れとなり、世界10カ国から80名を超える外国の方々や、国内は40都道府県から、延べ1万7千人のウォーカーの方々にご参加いただき、盛会のうちに終了することが出来ました。

 ご参加いただいた方々はもとより、大会の開催にご協力をいただきましたボランティア等の皆様方に、心から感謝を申し上げます。

 

 第23回「九州国際スリーデーマーチ2017


スリーデーマーチ

 続いて、5月28日、鏡文化センターを中心に「ふる郷愛鏡祭」を開催いたしました。

 市内外から、約1万5千人の来場者があり、地元の農産物を使った「食のフェスティバル」や名物の「畳投げ大会」に加え、関連イベントとして「ジョギングフェスティバル」「古希ソフトボール大会」「四半的弓道大会」なども開催され、大変盛り上がりました。

熊本地震復興祈願 第32回ふる郷愛鏡祭
 また、昨日6月4日には、「平家いずみお茶まつり」を開催いたしました。

今年も、「お茶」や「ヤマメの塩焼き」などの特産品販売、「源平合戦絵巻」や「源平綱引き大会」、「歌謡ショー」などに約5千人が来場され、大いに賑わいました。

泉お茶まつり

昨年は熊本地震の影響により、この時期のイベントは、いずれも中止となりましたが今年は「熊本地震復興祈願」として、いずれも盛大に開催すことができました。

 今後も引き続き、「千丁いぐさの里まつり」「東陽しょうが祭」「坂本ふるさとまつり」など、それぞれの地域の特色を活かした魅力ある地域イベントを盛大に開催してまいります。

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