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H28.11.28 市長メッセージ

最終更新日:
市民の皆様へ
12月定例会開会
  最近の市政の動向についてご報告申し上げます。

初めに、本庁舎の被災により各施設に分散しておりました市民課や税関係窓口のほか、福祉部門や農林水産部門、建設部門など市民の皆様の利用度が高い部署につきまして、本庁舎北側に建設中であった仮設庁舎が完成し、10月3日から業務を開始いたしました。市民の皆様には、4月の被災以降、本庁機能の分散により交通の不便さや複数施設を回るなど大変ご迷惑をおかけしましたが、この仮設庁舎の業務開始により震災前に近い状態で行政サービスの提供ができるものと考えております。

更に、八代市民が熊本地震の影響から一日も早く立ち直り、官民一体となって復旧・復興に向けた歩みを進めるためその指針となります本市の「平成28年熊本地震八代市復旧・復興プラン~八代の魅力ある未来づくり~」を今月25日に策定いたしました。本プランは、安全・安心で誇れるふるさと創生、ひと・ものの交流促進による未来の八代創造を目標に掲げ、平成28年度は、主に「1.市民のくらしや生活再建」、「2.社会基盤の復旧」、「3.地域産業の再生」、「4.交流機能の回復」を柱とし、復旧に向けて早急に取り組むこととしております。更に、平成29年度以降は、主に「1.安心で豊かなくらしの構築」「2.災害に強い社会基盤の整備と賑わいのあるまちづくり」、「3.地域力を活かした地域産業の連携・発展」、「4.世界とつながる八代港とやつしろ文化の創造」など、本市の強みや特徴、豊富な地域資源を活かし、復興に向けた着実な取り組みを進め、総合計画に八代市の将来像として掲げております「やすらぎと活力にみちた魅力かがやく元気都市”やつしろ”」を目指してまいります。本プランの実行により、八代市の発展はもとより、県全体の創造的復興及び、発展に貢献してまいる所存でございますので、議員の皆様方におかれましても、ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

次に、八代市における火災発生件数は本年10月末までに33件発生しており、前年1年間の28件と比較して、増加をしている状況であります。これから年末に向けまして、暖房器具の使用や空気の乾燥等により更に火災の発生しやすい時期となります。今月9日から15日まで、平成28年秋の全国火災予防運動が実施されたところでございますが、今後も関係機関と連携し、市民の皆様に対しまして、より一層、火災防止に向けた注意喚起や啓発活動に取り組んでまいります。

次に、10月3日に熊本県の立会いのもと、東京に本社を置く株式会社「TonTon(トントン)」と企業立地協定調印式を行いました。株式会社「TonTon(トントン)」は不動産、飲食事業を展開する会社ですが、今回「法律に関する相談受付などのコールセンター事業」を新設し、本市に熊本事務所として進出予定であります。本市にとりましてオフィス系企業誘致としては初めての事例であり、20人の新規雇用を計画しておられます。今後も企業の誘致活動に取り組み雇用の拡大に努めてまいります。

次に、次期八代市総合計画策定に伴い、「やつしろまちづくりカフェ」を10月22日から昨日11月27日までの間、計3回にわたり開催いたしました。この取り組みは、従来のワークショップ形式ではなくリラックスした雰囲気の中で、これからの八代について考えていただくもので、市民延べ約130名の方々に参加していただき、様々なご意見をお聴きすることができました。市民の皆様からいただきました貴重なご意見を次期「八代市総合計画」に反映させ、策定作業を進めてまいりたいと考えております。

次に、10月22日に在宅医療と介護の連携に関する協定書の締結を八代市、氷川町、八代市医師会、八代郡医師会の四者で行いました。これは、八代地域における高齢化への対応のため在宅医療と介護を一体的に提供できる体制の構築を推進することを目的としたものです。今後は、この四者の連携により在宅医療を中心とした医療と介護の切れ目のないサービス提供体勢の確立に向けて取り組んでまいります。

次に、TKUドラマ「絆を通した種山石工・橋本勘吾郎~明日に架ける橋~」のテレビ番組が制作され10月30日に九州7局ネットで放送されました。これは、市が県の補助を受けて実施した種山石工の里 交流事業の中核となる事業で、市が企画しテレビ熊本が郷土の偉人シリーズ第24作」として制作放映したものです。橋本勘吾郎氏は東陽町に生まれ、明治維新後、政府に招かれ東京の万世橋や浅草橋を架け種山石工の名を全国に轟かせた郷土の偉人であります。このドラマの放送に合わせて東陽町の豊かな自然を歩く 石橋散策ツアーや石橋の魅力を語る「石橋フォーラム」も開催し、本市の歴史や文化など魅力ある地域資源の情報を県内外に発信する良い機会となりました。

次に、北海市との友好都市締結20周年を記念して両市が更に友好の輪を広げるため、私を含め市議会議長、常任委員会委員長、市民の皆様で構成する八代市民使節団31名が10月29日から4泊5日の日程で北海市を訪問してまいりました。北海市では、李市長をはじめ市民の皆様から熱烈な歓迎を受けるとともに両市の保育園児が制作した絵画の交換、学校や港湾施設の視察を行い友好の絆を深めてまいりました。また12月20日からは、バドミントン及び卓球競技において市内中学生、監督、コーチで構成する「八代市スポーツ交流団」を北海市に派遣し、現地の中学生との合同練習や交流試合を通して競技力の向上を図るとともに国際的友情を深めることとしております。今後も、様々な交流を通じて、北海市との更なる友好の輪を広げてまいります。

次に、今月17日から18日にかけまして、本年度後期の政府要望を行いました。今回の要望では、平成28年熊本地震により発生した被災関連経費に対する国の財政措置について、地方創生の着実な実現に向けた予算確保について、八代平野における農業農村整備事業の促進について、中九州地域の拠点港湾八代港の整備促進について、八代海再生に向けた抜本的対策についてなど、現在八代が抱えている課題18項目について内閣府、総務省、農林水産省、国土交通省等の関係省庁に要望を行いました。また山本地方創生担当大臣、石井国土交通大臣をはじめ、地元選出の国会議員の皆様方にも直接ご対応いただき、それぞれ私から本市の課題と取り組みについて説明したうえで、必要な国の支援策についてお願いをさせていただきました。いずれも、本市にとりまして喫緊の課題ばかりであり、早期解決を目指して今後も粘り強く国等への要望活動を継続してまいりたいと考えております。

次に、毎年開催しております各種イベントについて、ご報告いたします。

まず、妙見祭、九州国際スリーデーマーチとともに、本市の三大イベントであります「やつしろ全国花火競技大会」を10月15日に開催し、全国の有名花火師の皆さんが その技と華麗さを競い合いました。今年は、熊本地震復興祈願として開催し、西原村や御船町など被害が大きかった地域の子どもたちを会場へ招待するとともに打ち上げ数を2千発追加し、合計1万4千発の花火を打ち上げ、震災からの早期の復興を祈りました。また、これまでで最大となる幅400メートルのスペシャルワイド スターマインや大会の名物となりましたミュージック花火などが打ち上げられ多くの観覧客を魅了しました。

次に、八代市文化祭が9月7日から11月6日までの2ヵ月間にわたり博物館やハーモニーホール、八代宮などの市内各所で開催されました。期間中、美術や華道などの展示部門をはじめ日本舞踊、合唱などの舞台部門に68団体、約1,500名の方々が参加され日頃の活動の成果を発表されるとともに約1万人を超える皆様が八代市最大の文化の祭典を楽しまれました。

次に、八代妙見祭に関してご報告いたします。皆様ご承知のとおり妙見祭を含む33件の山・鉾・屋台行事につきましてユネスコの補助機関から無形文化遺産に登録するよう勧告がなされており、本日からエチオピアで開催されておりますユネスコ政府間委員会で審議後、近日中にも登録がなされる予定であります。その妙見祭に関する関連行事が11月13日からスタートし、まず本町アーケードのがらっぱ広場で笠鉾の特別展示が開催され笠鉾の組み立て見学ツアーや八代観光ガイド協会の方々による祭りの解説などが行われております。また、11月22日から23日にかけまして、全国山・鉾・屋台保存連合会総会がやつしろハーモニーホールを中心に開催されました。この連合会は、国の重要有形・無形民俗文化財の指定を受けた山・鉾・屋台とその行事に関する保護団体を中心に組織されている団体で、全国各地から約400人が本市にお見えになり研修会や視察をしていただきました。妙見祭を含め、18府県33件の祭り関係者が一堂に会されたことでユネスコ登録に向けまして更にその機運が高まったのではないかと思います。前夜祭の御夜では、本町アーケードに笠鉾や亀蛇など妙見祭の出し物が展示された他、ふるさと再発見 伝統芸能フェスティバルや食の祭典 妙見楼、子ども能など多数の催しが行われ祭りを盛り上げました。祭り本番の23日はユネスコ登録が見込まれる中での開催となったことから約20万人の多くの見物客で賑わい、各参加団体の皆さんが一体となった大変華やかで勇壮な神幸行列となりました。

なお、ユネスコ無形文化遺産へ登録がなされたあかつきにも記念行事などの開催を予定しており、これを契機に今後国内外に八代妙見祭の魅力を情報発信していくことで八代の宝が世界の宝となり、観光客の拡大や地域の活性化に寄与するものと考えております。

最後に、毎年の恒例行事となりました「みなと八代フェスティバル」をはじめ、「せんちょうい草の里まつり」、「東陽しょうが祭」、「坂本ふるさとまつり」等もそれぞれの地域の特徴を活かした内容で開催し、市内外から沢山の参加者や観光客を集め、賑わいのある八代の秋となりました。

以上、市政の動向について報告させていただきました。

 

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