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H28.8.29 市長メッセージ

最終更新日:
市民の皆様へ
9月定例会2
 

初めに熊本地震に関しまして、6月定例会後の経過から報告いたします。

被害状況でございますが、人的被害は8月26日現在で死者1名、重軽傷29名、住家は全壊15棟、大規模半壊32棟、半壊287棟、一部損壊1,806棟となっており、人的被害、住家)被害ともに6月定例会以降も被害報告は増加しております。また、本市における農林水産業施設や商工業施設、公共施設等の損壊等に伴う被害総額は、合計で約38億1,500万円となっております。

次に避難所に関する経過でございますが、一時は最大で84ヶ所の避難所を開設しておりましたが、避難者の減少に伴い順次閉鎖を行い、被災から2ヶ月が経過した6月13日には、八代市総合体育館1ヶ所に避難所を集約いたしました。更に、各避難者への個別相談を実施し、個々のニーズに応じた支援に取り組んだ結果、自宅復帰や新たな住居生活への目処が立ったことから、7月14日に八代市総合体育館の避難所も閉鎖し、熊本地震に伴う避難所としては完全閉鎖としたところであります。なお、6月28日の大雨により発生した土砂災害のため、坂本町木々子(きぎす)地区において市道が通行止めとなり、避難勧告に伴う避難所を設置しておりましたが、7月25日に通行止め解除となり、その翌日避難勧告解除とともに避難所も閉鎖いたしております。

また、本庁舎の被災により本庁機能を14ヶ所の施設に分散しておりましたが、一部の部課かいにつきましては7月19日に本庁舎周辺及び旭中央通りの民間ビルに移転・集約し業務を行っております。本庁舎北側駐車場にプレハブによる仮設庁舎建設も進めており、10月には市民課や税関係窓口のほか福祉部門や農林水産部門、建設部門など市民の皆様の利用が多い部署につきまして移転を行い、現在の14カ所分散を8カ所に集約したうえで行政サービスの回復を更に図って参りたいと考えております。地震直後から設置しておりました八代市災害対策本部も、避難所の完全閉鎖また余震も減少したことから、8月14日を持ちまして解散いたしております。市民の皆様の生活も徐々に震災前に戻りつつあると思いますが、今後も地震や台風など引き続き警戒にあたってまいります。更に地域防災計画の見直しや新庁舎建設推進により、防災体制の強化を進めるとともに本市の魅力ある地域資源や交通インフラを活用して地域経済の活性化を図ることで震災前にも増して元気な八代市を取り戻してまいりたいと考えております。今回の地震では本市も被災しましたが、他自治体を考えますと比較的被害は少なかったと思われますので、熊本県全体の創造的復興・再生につながるような取り組みについて本市が牽引的役割を果たしてまいりたいと考えております。議員の皆様も今後とも市の取り組みに対しましてご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

 以上熊本地震に関する経過報告でございました。

 

 次に、第98回 全国高等学校野球選手権大会 県予選を見事勝ち抜き、甲子園出場を果たした秀岳館高校が春の選抜高校野球に引き続きベスト4となりました。惜しくも準決勝で敗れはしましたが、今回の活躍は、選手の皆さんの弛まぬ努力と学校、指導者、保護者の皆様方の日頃からの温かいご支援・ご協力の賜物であり、深く敬意を表します。秀岳館高校のひたむきなプレーと力強い戦いぶりは、熊本地震で被災した市民、熊本県民のみならず、全国の皆様にも元気と勇気、また感動を与えてくれました。きっと熊本県の復興に繋がる素晴らしいきっかけになったと思います。次回はぜひ優勝を期待しております。

 

 次に、最近の市政の動向についてご報告いたします。

 昨年に引き続き、世界で2番目の大きさを誇りますクルーズ客船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」が7月7日に中国上海から熊本地震後、初めて八代港に寄港いたしました。今回は地震の影響から、本市を含む県南ツアーが多数組まれており、4千名以上の乗客が本市を含む県南地域を観光され、八代宮なども大変賑わいました。更に7月20日には「クァンタム」と同じロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運行する「オベーション・オブ・ザ・シーズ」が八代港に初寄港しました。本船は今年6月に就航したばかりの最新鋭のクルーズ船で、「クァンタム」とほぼ同じ大きさであり、展望カプセル、スカイダイビング、バンパーカーなど最先端のアクティビティー娯楽施設を装備しております。同客船をはじめとするクルーズ船の入港が今年度も複数回予定されており、多くの観光客の皆様をお迎えしますことから関係機関と協力・連携しながら対応を進めてまいります。

 次に、熊本地震に伴い県内の仮設住宅建設予定地に建設されます集会所「みんなの家」に畳表の支援を行いました。今回はJAやつしろ、熊本県い草製品販売振興会、氷川町と連携して、県内に建設予定である50棟のうち約30棟、300畳分の支援を行うものであり、八代産の畳表によって地震被災者の方々に少しでも心安らぐ生活を送っていただければ幸いであります。

7月15日に国土交通省九州地方整備局、また7月28日と29日の2日間にわたり、各省庁へ本年度前期の政府要望を行ってまいりました。

今回の要望では、

・中九州地域の拠点港湾「八代港」の整備促進について。

・熊本県八代地域い産業を守る対策に関することについて。

・平成28年熊本地震により発生した被災関連経費に対する国の財政措置について

など、現在本市が抱えている課題20項目について、国土交通省、農林水産省、総務省等の関係省庁をはじめ地元選出の国会議員の皆様方にもご対応いただき、本市の課題と取り組みについて説明したうえで必要な支援についてお願いをさせていただきました。また、7月13日には熊本県の蒲島知事に対しましても大型ガントリークレーン及び新コンテナターミナルなど港湾機能の早期整備をはじめ、大型クルーズ客船の寄港に係る各種支援策の充実などについて要望を行っております。

 次に、ふるさと八代の魅力発信及び自主財源確保の手法の一つとして取り組んでおります「ふるさと納税」につきまして、7月20日から制度の拡充を行いました。拡充の内容につきましては、市外在住の寄附者へのお礼を充実させ八代産トマトを与えて育ったトマト牛のハンバーグセットや八代産のい草を使用したネゴザなど、新たに12品目を追加し39品目から選択できるようにいたしました。更に、特定の事業を対象に寄附を募る「クラウドファンディング」として熊本地震で被災した子どもたちを本年度のやつしろ全国花火競技大会に招待し、皆さんが元気になるような特別な花火を打ち上げる同花火競技大会の熊本地震復興事業にご賛同いただける方から寄附を募ることとしております。今回の拡充によりまして、更なる自主財源の確保を図るとともに特産品や観光等のPRを行うことで本市の活性化に繋げてまいりたいと思います。

  次に、7月31日に第1回八代市 地域づくり会議を開催いたしました。これは、合併協議により設置されておりました地域審議会が、昨年度末をもって設置期間が満了したことにより新たに設置するもので、行政運営に関する意見聴取の場として活用し、今後も市民の皆様のご意見をきめ細やかに市政に反映させていきたいと考えております。

次に、8月1日からRKKテレビのデータ放送を利用して本市の情報を配信する「デタポン」を開始いたしました。これは、本市が配信する防災情報やイベント情報など、無料でいつでもテレビから視聴できるようになっておりますので、提供する情報の充実を図り市民サービスの向上につなげてまいります。

 次に、本市と定住自立圏 形成協定を締結した氷川町、芦北町との間で圏域の将来像や連携する具体的な取り組みを定める定住自立圏ビジョンの策定に向けて、関係者の意見を幅広く反映させるための「八代市定住自立圏 共生ビジョン懇談会」を8月22日に開催いたしました。今後もこの取り組みを進め、広域的な圏域全体で必要な生活機能を確保し、人口定住を促進させていきたいと考えております。

次に、8月6日に熊本地震復興祈願として、八代の真夏の祭典である第49回くま川祭りを開催いたしました。地震により開催も危ぶまれましたが、天候にも恵まれ、メインの総踊りには昨年を上回る55団体、4,300名の参加者が色鮮やかな浴衣)法被)姿)で震災に負けない元気な踊りを披露し、盛大なお祭りとなりました。来年は50回目の節目となりますので更に盛大に開催したいと考えております。

以上、市政の動向について、ご報告させていただきました。

 

 

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