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令和4年3月記者会見

最終更新日:

 

  3月定例記者会見 中村市長2





 

令和4年3月記者会見

 と き:令和4年3月28日(月曜日)午後2時~
 ところ:本庁3階 302会議室

 

 

【新型コロナウイルスの感染状況】
 本市の新型コロナウイルスの感染状況は、3月25日時点の直近1週間の感染者発生数の平均が19人で、最も数値が高かった2月2日時点の72人から、緩やかではありますが、減少傾向となっています。
 本市における新型コロナウイルスワクチンの3回目接種は、2回目の接種から6カ月を経過した18歳以上の全ての方を対象に実施しており、3月25日現在の接種率は36.17%となっています。より多くの市民の方が早い時期に接種することができるよう、3月16日から4月6日(水曜日)までの期間、エコエイトやつしろで集団接種を実施しているところです。
 なお、5歳から11歳までのお子さまの接種につきましても、3月20日から3月27日の間の5日間で集団接種の1回目を実施し、4月以降も引き続き集団接種の実施を予定していますので、希望される場合はワクチンの効果や安全性、副反応のリスクなどについて十分ご理解の上、接種いただきますようお願いいたします。
 本市といたしましては、引き続き、ワクチン接種の体制を充実するとともに、社会経済活動の回復に向けた取組を進めてまいります。
 

 

■市政の動向
1.令和2年7月豪雨災害に係る検証報告書
 本市では、令和2年7月豪雨災害の発災当日から10月の避難所閉鎖までの約4カ月間にわたり実施した災害対応について検証を行うとともに、取組んでいる改善策等を整理した検証報告書を今回取りまとめ、本日、市ホームページに公表することとしています。
 報告書では、「住民の避難」をはじめ、「初動対応」や「災害廃棄物の処理」など10項目について検証を行い、発災当時に対応した点、初動や復旧対応に当たっての課題、その課題に対する改善の方向性の3つの視点から整理し、これまでの改善に向けた取組の進捗状況も記載しています。検証内容の事例をいくつかご説明いたしますと、まず、住民の避難において、避難情報の提供に課題を確認したため、新たな防災行政情報通信システムの構築に取組み、昨年4月から運用を開始したところです。
 また、初動対応において、安否確認作業に多くの時間を費やしたという課題を踏まえ、通信手段の確保策の一つとして、準天頂衛星「みちびき」を活用した「Q-ANPI」システムの実証実験などにも取組んでいるところです。
 このように、既に取組を開始している項目もありますが、本市におきましてはこの検証報告を踏まえ、地域防災計画や防災マニュアルへ反映させるとともに、これから起こりうる自然災害に備え、災害対応力の向上や防災対策の強化をさらに進めてまいります。

 

 

 


2.八代市坂本町復興まちづくり計画策定

 本市では、これまで「坂本町復興計画」に基づき、復興に向け、全力で取組を進めてきたところですが、今回、更に具体的な取組を示した「八代市坂本町復興まちづくり計画」を策定いたしました。
 この計画には、地域の皆様と一緒になって検討を重ねた旧小学校8校区ごとの「地区別復興まちづくり計画」をはじめ、復興まちづくりを支える災害公営住宅や支所を中心とした生活サービス拠点の形成、避難先の確保、新たな防災拠点の整備などについて、盛り込んだところです。

 今後も引き続き、国や県とも緊密に連携を図りながら、今回策定いたしました計画を基に、坂本住民自治協議会や坂本校区市政協力員の皆様をはじめ、地域や関係団体の皆様と一体となって、復興まちづくりを進めてまいります。

 


 

3.八代市デジタル化推進基本計画の策定

 本市では、「第2次八代市総合計画 第2期基本計画」における重点戦略の一つとして、「スマートシティやつしろ」の推進を掲げていますが、今回、デジタル技術の活用による地域課題の解決、行政サービスの変革等を戦略的に進め、「デジタルでつながる未来都市」を目指すため、「八代市デジタル化推進基本計画」を策定したところです。
 本計画は、デジタル施策の推進にあたっての現状と課題、取組の方向性や重点取組、個別施策を取りまとめ、これらの施策を一つずつ着実に進めていくことで、人が健康で幸せに暮らすことができる、いわゆる「ウェルビーイングライフ」を実現していくこととしています。
 また、計画では、9つの分野における取組について記載していますが、このうち、防災分野、市民サービス分野、医療・保健・福祉分野、農業分野の4つの分野について、短期的、集中的に課題解決を図る、重点取組を掲げています。具体的には、防災分野では、大規模災害時における情報収集や提供体制の再構築、避難所運営の効率化に取組みます。
 次に、市民サービス分野では、スマートフォンやマイナンバーカードを活用したオンライン申請の拡大、公共施設オンライン予約等、デジタル市役所を推進します。
 また、医療・保健・福祉分野では、デジタル技術を活用した医療サービスを提供するとともに、農業分野では、稼げる農業の構築及び担い手確保に向けたスマート農業推進プロジェクトの実施に取組むこととしています。
 その他の分野におきましても、ICTなどの先端技術を市民生活のあらゆる場面で活用しながら、キャッチコピーにある「デジタルでつながる未来都市~Move forward!八代~」、に向けて、取組を着実に進めてまいります。

 

 

 

 

4.デジタル田園都市国家構想推進交付金の事業採択

 この事業は、国の補正予算により、デジタルを活用した意欲ある地域の自主的な取組を支援するもので、3月18日に504団体、816件が採択されました。うち、本市におきましては、3つの事業が採択されました。
 1つ目の「被災地等におけるインフラ復旧情報等のデジタルマップ化」は、令和2年7月豪雨等により被災した、国道、県道、市道等の公共インフラの復旧工事の状況をリアルタイムでデジタルマップ化し、市民に情報提供を行うもので、このことにより、市民の利便性の向上、交通渋滞の回避、観光客の誘客推進などにつなげてまいります。
 2つ目の「地域商社による地域の魅力発信事業」は、今回、新たに本市に進出する地域商社と地元企業・団体及び市との連携により、官民協働モデルを構築し、地域や農産品の魅力発信等を強化することで、関係人口の拡大等、地域課題の解決を図るものです。
 3つ目の「サテライトオフィス等整備事業」は、旧宮地東小学校の空きスペースをサテライトオフィスやコワーキングスペース等に整備し、若い世代のICT人材の確保及び移住・定住の促進を目指すものです。
 本市といたしましては、災害復興へのデジタル技術の活用やサテライトオフィスに進出する企業と地元企業との連携等を通じて「スマートシティやつしろ」の実現に向けた取組をさらに推進してまいります。
 なお、3月25日には、地方創生推進交付金事業として、「アウトドアツーリズムの推進事業」、「農業における担い手確保や収益力向上に向けたスマート農業プロジェクト」、「無医地区状態の坂本町にモバイルクリニックを導入する事業」などの3つの新規事業を含む、5つの事業が採択されましたので、合わせてお知らせいたします。

 

 

 

5.本市へ進出する企業3社との合同立地協定締結式

 現在、本市では、求職者の希望が多い 情報通信関連企業の誘致に、積極的に取組んでいるところです。
 今回、IT関連の3つの企業が、本町アーケードのSUNABACO八代の2階サテライトオフィスに進出されることとなりましたので、明日3月29日午後2時から、当該3社による合同立地協定締結式を行うものです。立地協定を締結いたしますのは、「SUPER MARKIT」と「Future‘I’Mark」、「株式会社TRIART」の3社です。このうち、「SUPER MARKIT」と「Future‘I’Mark」の2社は、SUNABACOと共同で、令和4年度に地域商社事業へ参画される予定です。
 今回、参画される企業では、生産者に代わって地域の農産品等の販路拡大などを行うことで、市場価値を引き上げる取組を行なうとともに、他の地域や異なる分野との連携を含めた、ビジネスモデルのプロデュースなどを実施される予定とのことです。
 なお、この地域商社事業の事業費につきましては、国の「デジタル田園都市 国家構想 推進交付金」を活用する予定としています。

 

 

 

6.会計業務の民間委託

 本市の会計業務につきまして、4月1日から本市の指定金融機関であります株式会社 肥後銀行に、業務の一部を委託する予定としています。今回の民間委託によりまして、本市では、来年度から会計業務に従事していた職員を順次削減し、他の部署に配置することとしています。
 株式会社肥後銀行を委託先として選定した理由は、これまで長期にわたり、本市の指定金融機関として市役所内に派出所を設置し、会計課の収支業務に精通している点や、情報管理の徹底が見込まれる点が挙げられます。
 また、令和元年11月には、地方創生に係る包括連携協定を締結し、相互に連携・協力していくとしている点をはじめ、新庁舎におきましては、八代市役所支店を開設され、不測の事態が生じた場合でも迅速な対応が見込まれることなどを踏まえ、民間委託を行なうこととしたものです。
 今後とも、民間のノウハウを活かし、本市の行財政改革の更なる推進を図ってまいります。

 

 

 

7.イヤーラウンドコースの開設

 イヤーラウンドコースとは、年間を通して、誰もがウォーキングを楽しむことができるよう、国際市民スポーツ連盟が実施しているウォーキングコースの取組です。
 本市は、九州国際スリーデーマーチの開催地としてウォーキングを楽しまれる皆様の認知度が高く、開催期間中は、全国はもとより海外からも多くの方にお越しいただいています。今回、この認知度を活かし、自然に恵まれた八代を1年を通して歩き楽しんでいただくことを目的に、東陽町と泉町の2コースをイヤーラウンドコースとして4月1日に開設するものです。
 今回開設いたしますのは、2つのコースとも10kmで、東陽町の「しょうがと石工の郷 散策コース」は、道の駅東陽をウォーキングステーションとして、日本遺産に認定された石橋や立神峡からの絶景を楽しめるルートになっています。
 また、泉町の「氷川ダム周遊コース」は、ふれあいセンターいずみをウォーキングステーションとして、氷川ダム沿いをたどり、泉町の山々を眺めながら、桜並木や紅葉など、季節によって変化する風景を楽しめるルートとなっています。
 今回のコース開設を契機として、市内外の多くの皆様が観光や健康づくりなどを目的としてお越しいただき、1年を通して変化する四季折々の八代を楽しんでいただくことを期待しています。


 

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