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令和3年9月記者会見

最終更新日:
   9月定例記者会見

 

令和3年9月記者会見

 と き:令和3年9月24日(金曜日)午後2時~
 ところ:鏡支所3階大会議室  

 

 8月29日に執行された八代市長選挙後、初めての定例記者会見となります。市民の皆様から3期目の市政を託されたことを重く受け止め、引き続き、コロナ禍への対応や 令和2年7月豪雨災害からの復旧・復興など、喫緊の課題にスピード感を持って取り組むとともに、「未来への新たな挑戦」として、「大好きな八代」のすばらしい未来をつくるため、国や県、市議会とも、さらに緊密に連携しながら積極的にチャレンジしてまいります。

 

■市議会9月定例会について
 会期は、10月4日(月曜日)から10月22日(金曜日)までの19日間です。開会日の提出予定議案は11件で、内訳は決算議案3件、予算議案1件、事件議案2件、条例議案5件です。また、追加提出予定議案として、決算議案10件、人事議案5件を予定しています。
 今回の一般会計の補正予算の総額は、8億 410万円です。
「令和2年7月豪雨災害」関連事業経費と「新型コロナウイルス感染症対策」関連事業経費、本年8月の大雨による災害関連事業経費のほか、通常の補正対応分として、国や県からの補助内示を受けて実施する補助事業などを計上しています。
 まず、令和2年7月豪雨災害に関連しまして、総額4億187万円を計上しています。これは主に、被災した坂本支所庁舎や、坂本コミュニティセンター、市営の坂本駅前団地、グリーンパークさかもとの解体経費として、3億6,983万円、球磨川河口域における船舶航路の作澪に要する経費への補助として 1,980万円、被災した農業用機械などの再取得や 修繕に要する経費への補助として697万円です。

 次に、新型コロナウイルス感染症対策に関連して、総額2億6,391万円 を計上しています。主な内容は、新型コロナウイルスのワクチン接種事業として1億4,500万円、小・中・支援学校のICT環境を整備するための端末整備など8,787万円、指定管理施設等における休業要請や売上減少に伴う補てん、事業支援として2,410万円、新型コロナの影響で仕事を続けることができない方と、人手不足となっている職種とのマッチングを図るための「八代市 緊急 就職促進 奨励金」として 500万円などです。

 次に、8月11日からの大雨による災害に関連して、復旧に要する費用など2,866万円を計上しています。主な内容は、坂本町の市道「温泉センター線」の法面の修繕費用として2,100万円、生姜の作付け圃場の生姜根茎腐敗病の対策として、土壌殺菌剤の散布に係る経費の補助として766万円です。
 次に、通常の補正対応分として、総額1億966万円を計上しています。このうち、国や県からの補助金を活用した事業として、3,686万円を計上しており、主な内容は、市内の公立保育所及び私立保育所におけるICT化導入経費として1,050万円、市内の認知症高齢者グループホーム1カ所での防災改修に対する補助として773万円、土地改良区が行う土地改良整備事業への補助として720万円、農業経営の後継者に対して、農業用機械などを再取得する際の経費の補助を行う「経営継承・発展支援事業」として700万円です。
 最後に、単独事業としまして、総額7,280万円を計上しています。主な内容は、令和2年7月豪雨災害の影響で再整備が必要となっている「遙拝八の字広場」の植栽および舗装工事費用として7,000万円、市のホームページ上で住民から行政への問い合わせを人工知能(AI)が回答する「AIチャットボット」の導入経費として30万円などです。

 

 

■市政の動向
(1)新型コロナウイルスワクチン接種(住民接種)
 第5波による全国的な感染の急拡大に伴い、本市においても、熊本県独自の「熊本蔓延防止宣言」が9月30日まで延長されています。
 現在、若者や家庭内における感染が広がりを見せている中、特に、子どもたちへの感染を大変心配しているところです。そこで、子どもたちを感染から守るため、幼稚園や保育園を通じて、保護者に対しまして、8月30日からの家庭保育の協力をお願いいたしました。市内の小・中学校におきましては、9月1日から短縮授業を実施しています。
 また、妊娠中の方に対しましては、産婦人科の関係学会から、妊娠中は時期を問わず、接種することが望ましいとの発表がなされたことから、これまで接種する機会が限られていた妊娠中の方に対し、9月3日に「妊婦専用枠」を設け、早期に接種いただくことができるよう、体制を整えました。接種を希望される方は、八代市ワクチン接種コールセンター、または通院中の産婦人科にお尋ねください。集団接種は、希望の里たいようで9月に4回実施し、10月以降も引き続き実施を予定しています。
 また、まもなくインフルエンザが流行する季節となり、インフルエンザの予防接種を受けられる方の増加が予想されます。新型コロナウイルス ワクチン接種やインフルエンザ予防接種など、種類の違う予防接種を安全に受けるためには、適切な期間を空けることが必要となります。そのため、本市では、複数の予防接種の内容を自分で記録できる「予防接種記録カード」を作成しました。このカードは、市保健センターをはじめ、仮設庁舎や各支所などで配布を行っています。接種時に、医療機関に持参していただき、お薬手帳などと一緒に保管するなどしてご活用いただきたいと思っています。
 現在、市民の皆様のご協力により、本市の感染者数は減少傾向にあります。この傾向を今後も継続させていくため、市民の皆様には、引き続き、日頃接触しない人との面会や 会食などをなるべく増やさないなどの取組みにご留意いただくとともに、それぞれのご家庭内においても、毎日の検温や体調不良時の速やかな受診など、基本的な対策の遵守をお願いいたします。


 

 

 

(2)新型コロナウイルス感染症対策に係る市立小・中学校、支援学校、市立幼稚園および市内保育所等への『抗原検査キット』の配備
 子どもたちと教職員等における新型コロナウイルス感染症の早期発見と感染拡大防止のため、市立小・中学校、支援学校、市立幼稚園および市内の保育所等に、合わせて2,000回分の抗原検査キットを配備しました。
 市立小・中学校、支援学校分は、市教育委員会で一括保管し、学校内で感染が疑わしい事例が発生した場合には、対象学校に抗原検査キットを配布し、対象の児童・生徒や教職員に対し、速やかに検査を実施します。
 また、市立幼稚園分は、市内の6つの幼稚園に配備済みで、教職員への定期的な検査を実施するとともに、園内で感染が疑わしい事例が発生した場合には、対象の園児および教職員に対し、速やかに検査を実施することとしています。
 市内の保育所等の分は、市内60カ所に配備済みで、保育所等で感染が疑わしい事例が発生した場合には、保育士等に対し速やかに検査を実施することとしています。
 感染を早期に発見することで、学校内や園内での感染拡大防止につなげてまいります。


 

(3)やつしろ未来クーポン券
 地域経済を後押しすることを目的とした「やつしろ未来クーポン券」を9月1日からすべての世帯に順次発送しており、お手元に届いた市民の皆様には早速ご利用いただいています。9月21日現在で、87.9%、50,038世帯に配布が完了しています。
 また、クーポンを使用できる店舗は9月21日現在で451店舗となっており、今後も随時、登録の受付を行い、より多くの店舗の皆様にこの事業をご利用いただきたいと考えています。
 多くの市民の皆様に、この「やつしろ未来クーポン券」をご利用いただき、当事業がコロナ禍により大きな影響を受けている、本市の経済回復の一助となることを期待しています。



 

(4)坂本町の復興に向けた取組み
 9月25日(土曜日)に、坂本町における「輪中堤・宅地かさ上げ」に関する説明会を坂本中学校体育館で開催します。
 球磨川沿いを3つのブロックに分けて、被災された皆様や住民代表の方々を対象に実施します。3つのブロックは、1つ目が西部地区、2つ目に中谷地区と藤本地区、最後に中津道地区と田上地区です。国や県にもご出席いただき、事務方による説明を行うこととしており、球磨川水系流域治水プロジェクトの取組みの一環として、坂本町における輪中堤・宅地かさ上げの対象範囲や、どの程度のかさ上げが想定されるのかなどの説明を行うこととしています。
 被災された方々をはじめ、地域の皆様が「住まいの再建」や「集落の再生」などをご検討いただくための内容とする予定です。



 

(5)市庁舎への多言語通訳システムの導入
 本市には、現在、32の国や地域から、約2,500人の外国人の皆さんがお住まいですが、今後、さらなる増加と多国籍化が予想されます。このような中、外国人の皆さんへの 言語対応が課題となっており、今回、本庁仮設庁舎や支所、保健センターなどに、手続き等で来庁された外国人の市民の皆さんと本市職員が、円滑にコミュニケーションをとることができるよう、多言語通訳システムの運用を10月1日(金曜日)から開始するものです。
 このシステムでは、「タブレットパソコンを利用した通訳」と「電話機による通訳」の2種類を導入し、英語や中国語、タガログ語など20の言語での対応が可能となっています。使用するタブレットパソコンは、本庁仮設庁舎、各支所、保健センターの計8カ所に設置し、その他の市の施設では 電話機による通訳を行なうこととしています。
 外国人の市民の皆さんが不安を感じることなく、手続きを行っていただけるよう、期待しているところです。

 

 

 

(6)市有施設等利活用見学会
 市有施設等利活用見学会は、約240カ所の市有施設のうち利活用等が行われていないものについて、新たな活用につなげることを目的として、昨年度から開催しているものです。
 昨年度は、学校の統合により廃校となった12カ所の施設のうち、利活用が行われていない2施設と近年利用者が減少している山間地の観光施設など3施設、合わせて5カ所を対象として見学会を開催し、施設の利活用についてのご提案をいただいています。
 本年度は、昨年度の対象施設である5施設に、廃校した旧泉第一小学校と旧泉第三小学校を加えた7施設を対象とし、10月28日(木曜日)、29日(金曜日)、11月1日(月曜日)、2日(火曜日)の4日間に分けて見学会を開催することとしています。今回も参加いただいた方から、広くご提案をいただくなど、新たな利活用の事業化につなげてまいりたいと考えています。
 本市には豊かな自然に囲まれた市有施設が数多くありますので、皆様から様々なアイデアをいただき、より一層親しまれ、活用される施設に生まれ変わることで、地域の活性化にもつながっていくことを期待しているところです。


 

 

(7)八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会 新商品開発プロジェクト「YATSUSHIRO TATAMIx」発足
 八代産畳表 認知向上・需要拡大 推進協議会による新商品開発プロジェクト「YATSUSHIRO TATAMIx」を発足します。これは、八代地域で生産された畳にアイデアやテクノロジーを掛け合わせ、新商品を開発することで、八代産の畳表を広くPRする ことを目的に発足するものです。
 畳の日である9月24日に「YATSUSHIRO TATAMIx」の特設ウェブサイトを開設し、企画の進捗状況の発表や八代産の畳を活用したアイデアや技術を持つ、外部パートナーの募集などを行っていく予定です。
 同協議会では、これまでも、人気ゲーム「任天堂・あつまれ どうぶつの森」の中で、「やつしろ たたみ島」を作ったり、畳を生かしたヨガポーズを公開する「八代ごろ寝コレクション」の特設ウェブサイトを開設したりするなど、畳の魅力の発信を行っており、当プロジェクトの発足により、従来の枠にとどまらない畳の可能性と需要拡大が、さらに加速していくことを期待しています。

 
 



 

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